Perfume「GAME」が遂にiTMSで配信を開始・・・これは正規盤なのか?それとも海賊盤なのか?
これまで幾多の要望が挙げられたにもかかわらず、全く応えられることの無かったPerfume楽曲のiTunes Music Storeでの配信。それが、突然始まった。公式アナウンスも無しに。しかも、世界中のiTMSで。そして、配信対象は、なぜかアルバム「GAME」のみ・・・。
iTMS上のアドレスはこちら。
http://itunes.apple.com/jp/album/game/id351343387
上記にアクセスした時点で、いくつかの不可解な点が確認できる。iTMS上での疑問点は以下の通り。
- 肝心の「ポリリズム」が収録されていない。
- 「ポリリズム」が収録されていないにもかかわらず、「パーシャルアルバム」の表記がされていない。
- パブリッシャーが「Tokuma Japan Communications」ではなく「Tukuma Japan Communications」と表記されている。
- 「Plastic Smile」が「Plastic」と表記されている。
- 「Baby Cruising Love」が「Naby Cruising Love」と表記されている。
- 日本のストアにもかかわらず、カタカナ表記楽曲も全て英字表記となっている。
そして、この件に関する情報は、現時点では、先日紹介した*1このTwitterアカウント(徳間非公式)のこのポストのみだ。
tokumatan @tokumatan |
Perfumeの「GAME」がiTSに登録されている件は、弊社からの配信ではない。という事以外は、現在分かりません。すいません。(2010-01-30 12:30:07) | link |
もちろんこの「tokumatan」が徳間ジャパン公認アカウントでない以上、本当に彼が徳間ジャパンの中の人かどうかまで疑ってかからなければならないところかもしれないが、少なくとも彼は上記のようにポストした。
そしてもう一つ、iTMS画面に表示されている英文のアルバムレビューは、レビューを書いた人の署名が無いが、このレビューと全く同じ文章で、かつ署名付きのものが、下記のサイトに掲載されている。
http://www.answers.com/topic/game-2008-album-by-perfume
現時点での情報はこれだけだ。これだけでは、この音源が「ミスの多い」正規盤であるのか、海賊盤であるのか、判断することは難しい。楽曲をiTunesで販売する際の手続きも自分は知らない。後は徳間ジャパン、またはアミューズが何らかの適切な対応を取る事を願うしかない。
そもそも寡聞にして・・・という事なのかどうなのか、「仮に」この件が正規の手続きを経ていないものだとしても、そのような著作権的にクリアでない、いわゆる海賊盤がiTMSで配信されたという例を自分は聞いたことが無い。
なお、他Twitterユーザのポストを見ると、この音源は(肝心の1曲が足りないものの)問題なく購入でき、iTunes PlusであるためDRMはフリーとなっているとのことだ。代金はどこへ。
※追記
徳間ジャパンのPerfumeサイトに以下の文章が掲載され、公式にクロ判定がでた。
なお、2/1 0:00時点で、iTMS上での販売は継続されている。
2/2 0:00時点で、iTMSの検索対象から外れ、アクセスもできなくなった。
1.31
現在、iTunes Storeで配信されているPerfumeの音源は違法にアップロードされたものであり、弊社とは一切関係ございませんのでご注意願います。
現在、原因を調査中です。
「徳間ジャパンがiTMSで売らないのが悪い」という意見を目にしましたが、徳間ジャパンはiTMSで積極的に楽曲配信を行っている会社だと思います。吉幾三や千昌夫まで置いてありますから。一方で、Amuseに所属するミュージシャン(福山雅治、サザンオールスターズ、ポルノグラフィティなど)はiTMSでは買えません。あとは、「Amuse KDDI」で検索でもしてみてください。
観覧記録 「DJ Aira Vol.2」 aka Aira Mitsuki@中目黒SOLFA
- 100130 Aira Mitsuki 「DJ Aira Vol.2」@中目黒SOLFA
- DJ Aira
- K404(Traks Boys)
Aira Mitsukiの二回目のDJプレイ。
狭いSOLFAにオタぎゅう詰めだった11月の初回DJの時*1よりはフロアに若干余裕がある。
まずは前回のCherryboy Functionと同様にAiraのリミックスを手がけた繋がりで、Traks BoysのK404が登場。
Gui Boratto「Azzurra」、Dennis Ferrer「Hey Hey」など、BPM130弱のクールなテック寄りハウスで心地よい流れを作り、最後は必殺のメロウトラックMatias Aguayo「Minimal (DJ Koze Remix)」で締めるという素敵なプレイだった。しかし、やはり前回と同様にAira目当てのオタにはまるで届かなかったようで、40分のプレイの間、フロアはほとんど無反応、最後にK404が音を切っても暫く静寂、その後パラパラと拍手が鳴り、K404は静かにブースを去っていった。
次にDJ Aira。肩、胸元も露にセクシーな銀のスパンコールドレスに身を包んでいる。茶髪から黒髪に戻したため、ライトに煌く服との対比が美しい。
そして始まったのは、40分のプレイ。1曲目からハードなエレクトロハウスでテンションを上げ、次は・・・と思っていると、1曲目がそのまま曲の最後までいってフェードアウト。反対のチャンネルの音が出せなかったようだ。スタッフがミキサーをいじって仕切りなおし。ああまたこんなレベルか・・・と正直がっかりしたのだが、それはこの後見事にひっくり返された。
11月の初回のDJ Airaでは、UKロックのつかみで驚かし、数曲エレクトロ、そして乙女ハウスにHALCALIブギー・バック、そして余った時間は自分の曲コーナーで無理矢理盛り上げと、短い時間にあれこれとっ散らかった印象しかなかったが、今回は持ち時間全部にガチのエレクトロハウスを当ててきた。迷いが無い。選曲も、全体の流れも、しっかり組み立ててあり、感動すら覚えた。繋ぎのテクニックも相当上達しており、重ねるところまでは行かないが、流れを止めないスムースな切り替えでフロアの足を止めさせない。無理矢理な煽りも全く無し。1ヶ月ちょっとでここまで腕(選曲とミックスの技術)を上げてくるとは正直期待していなかったのでびっくりした。
ハードなエレクトロの流れでフロアがダレてきた時に、RAVEXのTRF「Survival Dance」ネタものを投入して沸かし、そのまま「エスニック・プラネット・サヴァイバル」に繋ぐ流れは、事前に組み上げてきたセットリストにしてはよく出来すぎていたほどだ。
- Sawagi / Ibiza
- Madonna / Celebration (Paul Oakenfold Remix)
- Passion Pit / The Reeling (Yasutaka Nakata capsule Remix)
- MSTRKRFT / Bounce (The Bloody Beetroots Remix)
- Aira Mitsuki / Bad Trip
- Laidback Luke / Blau! (LA Riots Remix)
- Shinichi Osawa / EEAA
- Nirvana / Smells Like Teen Spirit (Patrick Alavi Remix)
- Escape / The Toxic Avenger (The Bloody Beetroots Remix)
- Aira Mitsuki / Beep Count Fantastic (Feat.Terukado)
- Digital Freq / Disco Falls
- Ravex / V.I.P.P. (Very Important Party People) feat. TRF & Verbal
- Saori@destiny / エスニック・プラネット・サヴァイバル
- Aira Mitsuki / HiGH SD スニーカー (Big Beat Crush rmx)
しかし相変わらずオタはほとんど無反応。もうこれはどうしようもないのだろうか。MSTRKRFTの辺りで、後方で見ていた一人の果敢なオタが「俺が盛り上げてきます!」とフロアの真ん中に突っ込み、手を挙げ奇声を上げて場を盛り上げようとするも、全然周囲はついて来ず、1分くらいですごすごと退散する場面も。
ここで一旦MC。最近自身のMacBookでDTMを始めたAiraだが、その練習として「残酷な天使のテーゼ」にドラムだけを乗せたものをこっそり披露。まあこれはまだ全くリミックスの域にも達していないので今後に期待。
最後に自身の定番「イエロー・スーパーカー」でようやく盛り上がり、アンコールでK404と再登場。さすがに「サヨナラ TECHNOPOLiS (Traks Boys Rmx)」をやるわけにはいかないので、オリジナルの「サヨナラ TECHNOPOLiS」に生歌乗せで。
- 高橋洋子 / 残酷な天使のテーゼ (Aira Mitsuki Remix Demo)
- Aira Mitsuki / イエロー・スパーカー
- Aira Mitsuki + K404 / サヨナラ TECHNOPOLiS
Airaの面白さは、ダンス、楽器、トーク、挑戦するあらゆるものが見るたびに成長していくところであり、今日はそんなに簡単なものではないと思っていたDJにも、それを見ることができた。前回は酷く不完全燃焼だったが、まあそれも初めてのこと。今回はその成長の過程を見届ける事ができてとても有意義なイベントだった。