Aerodynamik - 航空力学

はてなダイアリーからはてなブログへ移行中

ネット盗聴ツール「Carnivore」を捨てたFBI

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/19/news078.html

 米連邦捜査局(FBI)は、犯罪容疑者、テロリスト、スパイの電子メールやその他のオンライン通信を傍受するために設計されたカスタムインターネット盗聴ツール――かつて「Carnivore」と呼ばれていた――を実質的に放棄した。米連邦議会に提出されたEBIの監視報告書により明らかになった。
 その代わりに、FBIはこうした捜査の間にコンピュータトラフィックを傍受する商用ソフト(製品名は特定されていない)に乗り換え、またインターネットサービスプロバイダーISP)に標的の加入者を傍受するよう依頼し、その費用を支払うやり方も次第に増えている。


 FBIが2003年度に行ったインターネット盗聴はわずか8件、2002年度は5件だった。Carnivore(後に「DCS-1000」と改称)はまったく使われなかったと、FBIが上院・下院の監督委員会に提出した書類には書かれている。FBIはかつてCarnivoreは商用製品より「ずっと優れている」としており、先に1998〜2000年の間にCarnivoreをおよそ25回使ったと話していた。
 FBIは、もう使っていないこの傍受ソフトの開発費用は機密予算の一部であり、その額は明かせないとした。外部の専門家は、おそらく600万〜1500万ドルだろうとしている。

カーニボーかあ。懐かしいなあ。
公開された当時はプライバシーがどうのこうのと散々叩かれてたよなあ。
結局商用の傍受ソフト(なに?)の方が保守費が安いから移行しただけで、結局はメールは全部傍受されてることに変わりはないのね。


開発費が600万ドルっていうけど、普段自分がかかわってるプロジェクトと比べてみたら、6億円のシステムで全てのメール傍受ができるなんて全然安いと思ったんだけど。