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みずほ証券の「61万円で1株」を「1円で61万株」とやっちゃって損失270億の事件には驚いた。
まあ数年前にも同じような事件があったと思ったが。
損失があるということは、どこかで誰かが儲けたということだ。
ウラヤマシス。
で、システム屋からすれば、ユーザのオペミス起因のトラブルをしょっちゅう見てるので、「新規上場だから金額はあれとしても、発行株式数を大幅に上回る異常な注文を入力して、通ってしまうシステムってどうなのよ」と真っ先にそう思ったんだが・・・
http://www.asahi.com/business/update/1208/155.html
注文が不自然だという警告が入力画面に出たが、担当者は無視して作業を続けたという。その後、誤りに気づき、東証のシステムに取り消しの指示を4回出したが、認識されなかった。みずほは「コンピューターの操作を正しく行わなかったために取り消しができなかった」と説明している。
オペレータがワーニング無視したのな。そりゃどうしようもない。
取り消しが出来なかった理由は以下の通り。
http://markets.nikkei.co.jp/special/sp014.cfm?id=d2d0900509&date=20051209
みずほ証券は8日、ジェイコム株について「61万円で1株」との顧客の売り注文を「1円で61万株」と誤って発注。すでに上場している株式は銘柄ごとに値幅制限があるが、新規上場株は初値が付くまで制限がなく、東証の売買システムは異常を認識せずに注文を受け付けた。
ジェイコム株は67万2000円で初値を付けた。この場合、東証のシステムは当初あった1円の売り注文を下値の制限である57万2000円と認識する。みずほ証券はこうした仕組みに気付かず、最初の1円の注文を取り消そうとしたため、適切に処理されなかった。市場では、みずほ証券は初歩的なミスを犯したと指摘する声が多い。