Aerodynamik - 航空力学

はてなダイアリーからはてなブログへ移行中

あおぞら銀行が業務クライアントをMacに移行、その理由とは?

http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/special/2005/10/21/6351.html
http://www.sankei.co.jp/news/060409/kei002.htm

あおぞら銀行が運用面でMac OSを高く評価した点は、Mac OS X Serverが備えるサービス「NetBoot」である。NetBootはサーバーに保存されたディスクイメージから、複数台のMacクライアントをネットワーク経由で(ネットワークボリュームから)起動できる機能である。この機能を利用してあおぞら銀行では、ネットワーク経由で起動できるシンクライアントを実現したのである。


 NetBootの最大のメリットは、それぞれのクライアントPCに対するメンテナンスコストが大幅に削減できることにある。1つのディスクイメージから起動されるクライアントは、すべて同じ環境のクローンである。OSやアプリケーションのバージョンアップがあっても、ディスクイメージを変更すればすべてのクライアントに適用される。


 さらに、この方式には、PCとユーザーを物理的にひも付ける必要がないというメリットもある。これまでのようなローカルHDDに保存する方式では、部署の移動などが発生した場合、自分が使っていたクライアントPCも移動させる必要があった。しかし、この方式であれば、OSやアプリケーションだけではなく、データもサーバーに保存されているため、ユーザーはどのPCからでも同じ環境で仕事をすることができる。他の支店へ出張しても自分の机と同じクライアント環境を利用でき、自分のノートPCを持っていく必要もないのだ。

ローカルPCにデータを置かずサーバでアプリケーションやデータを集中管理する、いわゆるシンクライアントへの移行に当たって、NetBootが使えるMac OSを選んだと。


あとはセキュリティもポイントらしいが、まあウイルスはそのうち出てくるさ


業務用PCとはいえ、なかなかに驚愕なニュースだなあ。
Mac OSに詳しいSEって金融業会にどれだけいることやら。