Aerodynamik - 航空力学

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「非モテ」が晒される性的視線

http://d.hatena.ne.jp/crowserpent/20061022

非モテ男性は非モテ女性の「欲望されることへの恐怖」に対し、驚くほど冷淡です。私はこの理由を、非モテ男性達自身が「性的視線を恐怖している」ことに無自覚なためだと考えています。

非モテは男女を問わず性的視線を恐怖している」、という事と解釈したのだが、どうなんだろうなあ。


女性における「性的視線で見られることに恐怖する」というのは、「その女性が性的視線で見ることの出来る男性」以外の男から性的視線で見られることへの恐怖ではないだろうか。
つまり、「素敵な彼から好意の目で見られてうれしい」「キモイ男からエロい目で見られて気持ち悪い」、この分岐がはっきりしているのではないか。


一方、男であれば女性から性的視線で見られることを常に求めているはず。
それが自分の好む女性であろうとなかろうと。
自分を性的存在として認めてくれている事実を求めている。待望している。妄想しつづけている。
それが叶わないから、非モテという存在になる。


非モテが性的視線を恐れるとすれば、それは自分に優しくしてくれた女性が「自分を性的存在として認めてくれている」という幸福感に浮かれて、その女性に散々尽くしたあげく、結局はいい様に利用され尽くして捨てられるという結果を想像したときではないかな。



ではないかな、というか、まあこれ自分の事なんですけど。


恋愛経験値がある程度高ければ、「あ、これはやばいパターンかも」「もしかしてクラッシャー?」などと自己防衛機能も働くのだが、経験値が少なければ、告白されただけで「俺にも春が来た!」と舞い上がり、そして「恋は盲目」とか言ってるうちに痛い目を見させられるのではないか、そういう恐怖はあります。




※追記
ブクマでご指摘いただきました。
http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20061024/1161636647


「男性が感じる性的視線への恐怖」は、自分が性的対象とされたにもかかわらず傷つけられることに恐怖するのではなく、
自分の性的魅力の欠落を自覚しているにもかかわらず、そこへ性的視点を向けられる事への恐怖という意味ではないかという意見。
ああ、それも凄く分かるなあ。
自分がコンプレックスの塊なので、この辺の分析は実に興味深いところ。ヲチしていこう。