Seefeel / Succour (Warp)
- ASIN:B0000073OM
完全に音響彫刻となってしまったSeefeelの2nd。
ググってみたら面白い評を見つけたので転載。
http://krafty.jugem.jp/?eid=423
このアルバムのシャーマニスティックな空気、聴き始めるとやがて異界に迷い込んでしまいそうになる雰囲気は、日本の怪談によく似合う気がするのだ。それこそ泉鏡花から内田百輭に至るまで、岡本綺堂から京極夏彦氏に至るまで。どこかじめじめとしていて、おぞましいものが背後から忍び寄ってくるような不穏なフレーズの反復はむしろ日本人の方がよく理解出来るのではないか、という粗雑にも程があるかもしれない感想を抱いてしまう。その意味では、自分にとって座右の一枚でもある。