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Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 テクプリ ファーストライブ@石丸ソフト

music idol

http://www.hakken.tv/hakken-tv/tecpuri/index.html
http://ameblo.jp/techpri/

  • テクプリ ファーストライブ@石丸ソフト本店8F 090726


前日にTwitter経由で「テクプリ」なるものの存在を知る。仙台に拠点を置く東北最大のモデルエージェンシー仙台SOS所属の11人ユニット「SPLASH」から、さらに5人に絞り込んで立ち上げたポストPerfumeを狙うテクノポップユニットが「テクプリ」。メンバーは全員中学生、仙台ベースのロコドル。ということだ。


「ポストPerfumeを狙うテクノポップユニット」と聞いて俄然気になる所だが、「テクプリ」というネーミングセンスからしてもう駄目な感じが否めない。今のところ唯一PVが作られている楽曲が「チョコレート☆デスティニー」*1。一応調べてみると楽曲プロデューサーはトベタ・バジュン。*2 坂本龍一高橋幸宏大貫妙子堀込泰行といった豪華なゲスト陣を迎えたアルバムを出したあの人だ。現在「チョコレート☆ディスティニー」を含めて3曲楽曲があるようだ。トベタ・バジュンなら、もしかしたら面白いものが出てくるんじゃないか?これ一曲で判断してしまうのは尚早かもしれない。そう思ったところでタイミングよく、テクプリのファーストライブがAiraのイベの合間に行われるということで、試しに覗いてみた。


いざ開場してみれば、8Fイベントスペースの80席ほどの椅子はほぼ全部埋まるくらいの人出。なんなんだ。CDも出ていない、ろくに宣伝もされていないロコドルの初イベント、しかも拠点仙台でなく東京なのに、こんなに人が集まるものなのか。しかも客層は見るからにかなり年齢層の高い、しかも相当に濃厚なアイドルオタばかりだ。異臭すら感じる。これはかなりやばいところに来てしまった、どうしよう。突然司会の中年女性が現れる。結婚式の司会のように、異様に滑らかな昭和口調でテクプリ結成についての説明を一通り聞かされた後、テクプリが呼び込まれる。


うー、5人とも幼い、12歳から15歳といった所か。同じような衣装、同じようなメイク、同じような髪型にされてまるで見分けがつかない。テクノポップだからそうしたのか?ユニット物は、SpeedやPerfumeの例を挙げるまでも無く、メンバー個人それぞれのキャラが立っていないと駄目なものじゃないのだろうか。


「チョコレート☆デスティニー」が始まる。最近のテクノポップ歌謡の表面だけを舐めたような曲。悪くは無いが、そんなに良くもない。パフォーマンスはリップシンク。ちゃんとしたレッスンを受けてきているようで、ダンスは初ライブにしてはかっちりとしている。再び司会によるメンバー紹介の後、テクプリの英語表記は「t.c.princess」、Tは「東北」「テクノ」、Cは「Cute」「Chance」「Charange」の意味があるとの説明がある。


次の「テディベアとパスワード」は、テクノポップ歌謡ではなくCapsuleの「Cutie Cinema Replay」を髣髴とさせるサウンドで割と良曲の感触。続けて最後の曲「渋谷Twinkle Planet」*3は、やはり「Cutie Cinema Replay」、「プラスチックガール」あたりの方向性を感じるトラックに、タイトル通りのキラキラな上モノ、繰り返されるサビがなかなか秀逸な、キュートでアッパーな曲。うん、これは悪くない、むしろ3曲目を前面に売り出すべきでは?トベタ・バジュンプロデュースだけあって、ロコドルにありがちな安っぽいアレンジや音色は一切無く、なかなかいい楽曲だった。オーダーも、「PerfumeCapsule的なものを中学生で」、ということだったのだろうか、作りたいものの方向性が明確で好感が持てた。

  1. チョコレート☆デスティニー 
  2. テディベアとパスワード
  3. 渋谷Twinkle Planet


3曲でライブは終了、物販&握手会が始まる。3曲目の出来に満足していたので、CDを一枚購入。握手会を見ていると、本当に歌とダンスのレッスンしかしてこなかったようで、あまりに純粋な少女達は、次々とやってくる禍々しいほどに濃厚なアイオタに怯えているのか、手を差し出す事すら出来ていない。オタに全く免疫が無いのだろうか。アイドルの現場にくるお客さん達はそういうものなのだよと、少女達に事前に教えておいてほしかった。ちょっと彼女達が可哀想になってきてしまったので、自分の番が回ってきた時には、「とてもいい曲を書いてもらってよかったね、ダンスを頑張ってPerfumeみたいになれるといいね」的な事を言って、握手をせずにステージを降りた。



帰宅後、購入した微妙なセンスのジャケを開封してみると、それはCDではなくDVD。あれ?PV集?まあいいや音源はアレして・・・などとPCにセットすると、なんと「チョコレート☆デスティニー」一曲しか入ってない。えええええ。他の曲が良かったから買ったのに。うわーなんかがっかりだわ。仙台のロコドルだし結局まだCDは無いようだし、もう他の曲を入手する機会はほとんどないのだろう。ああ、とても微妙な気分を味わった。



*1:http://www.youtube.com/watch?v=KbpV8A6lvXA

*2:http://www.studiovoice.jp/blog/bajune_tobeta/

*3:なぜ仙台ロコドルが渋谷なのか。仙台は夜景も綺麗と聞くが