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Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 Perfume直角二等辺三角形ツアー@仙台一日目


今回の全国ツアーでは、前半のホール/後半のアリーナで演出を変えてくるだろうと思ったので、ホール公演から一つ参戦。東京から最寄の戸田公演が取れなかったので第二希望の仙台公演へ、観光旅行を兼ねて初めての遠征をしてみた。まさか自分が遠征をすることになるとは思わなかったなあ。


トラックリストとか直接的なネタバレはAmuseから禁止されているので書かないが、記録として感じた事を書いておきたいので、読みたくない人は以下読むなよ!絶対読むなよ!







全体

Perfumeの3人は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。それを二階席最前という快適な位置で、ステージングや演出も含めて確認できる事が出来て非常に満足。


松井氏による照明はこれまで以上に凝ったもので、床一面のLEDを駆使し、特に「Edge」では今出来る事を全てやりました的な物凄いものを見ることが出来た。


ステージセットは金がかかっているのだろうなということは分かるが、ちょっとダサい。あんなの作る位ならでかいスクリーン3枚張っときゃいいのに、と思うのはテクノ好きだからだろうか。


仙台サンプラザホールは3000人クラスのホールだが、西脇さんが「プチ武道館」と言っていたように、客席が武道館のようにステージを丸く囲む作りになっており、非常に見やすいつくりだった。二階席でも近い近い。いいね地方って。



客層

まず驚いたのが、客の雰囲気、空気感。実にアットホーム。武道館や代々木のように、「ステップアップしたPerfumeはどんな演出を繰り出してくるのか」という期待と挑戦の眼ではなく、「あのPerfumeが仙台に来てくれた、温かく迎えましょう」という姿勢が見える。


MCでコスプレしてきた人全員にそれぞれレスを入れるという演出にも、変に目立とうとする客も全くおらず、みな優しくマイペースに盛り上がり、一階は腕を振り上げ、二階は拍手を持ってそれぞれの楽しみ方をしていた。地方ならではの独特な雰囲気なのだろう。あるいは仙台民の温和さが現れていたのだろうか。


かつてはPerfumeのライブ客層は雑多な人種が集まっていて面白いといわれたものだけれど、それについては、ああ昔はそんな話もあったね程度。裾野が広がったらそりゃ普通の人しかいなくなるよ。その中でどれだけPerfumeが個性を貫き続けられるのかが重要なところ。



新曲

Perfumeの楽曲は、ダンスがついて初めて完成形、という大前提があるので、ようやく「トライアングル」楽曲の完成形を確認できたが、ライブという場においては少々インパクトに欠けるな、という楽曲の印象をいい方向に払拭する事はできていなかったと思う。
新曲のダンスに小道具を使うということは、あくまでそれは変化球として振付けられたということに他ならず、今後のセットリストに定番化させるつもりはないというのが予想されるのが少し残念だ。実際に振り付けがついても、ライブの定番となれるレベルまでパフォーマンスとしての強度を高めるには至っていなかった。


多分に、振り付けの方向性が凝ったものになりすぎているような気がする。あの大人っぽい二曲は、素直に大人エロを強調したシンプルでクールなエロダンスでよかったのではないか。



ダンスフロアとしての演出

Perfumeの掟」、GAMEツアーのヴィジュアルや、YoYoGi Disco Mixのように、これまではテクノ/ダンスミュージックとしてPerfumeを好きになった人に目配せするような、「ダンスフロア」としての演出を取り込んできたのに、今回はそれを放棄してしまった。いわゆるコンサート化。これは地方を回るツアーとして意図されたものなのか。


自分も有名アーティストの全国ツアーからも外されるような地方出身なんだが、かつて電気グルーヴのツアーで、東京公演は武道館で行われたにもかかわらず、地元で行われた2000人クラスのホールに100人分もチケットが売れず、繁華街でチケットが無料で配られて、それでも全く埋まらずに2階席が全部空席どころか1階席も埋まらないという惨状を見ているので、売上データからも分かるように都内偏重型のPerfumeも、地方ではその「狙った演出」というのは理解されづらい、というのはよくよく理解できる。地方で受ける物を計算しつくした上での演出なのだろうな、というところは感じられた。



声出し

これまでになく長く多彩な声出し。客の一体感と参加意識を高めるための有効な手段だが、相変わらず苦手。コンサート的過ぎる。



音源

J-POPとしてPerfumeを吸収しているファンであれば、普段聴いているCDの音源をそのままライブで聴ける事がよいのかもしれないが、正直ダンスをしにライブに行く、という視点のファンからすれば、いい加減この状況が続くのはきつい。
Perfumeがあれほどライブという場を重視しているのであれば、ライブではCDと同じトラックでなく、よりビートを強調する、シンプルでミニマルにするなどのライブ用のアレンジが施されたトラックを作ってほしい。


Capsuleだってライブ用に別アレンジのトラックを用意している。同じ事ができないか。なにも電気グルーヴのようにアレンジを毎回全曲刷新しろとは言わないし、代々木Disco Mixレベルのものを毎回作れとは言わないけれど、音源抜き差しくらいでいいからどうにかならないか。
相変わらず飯塚啓介氏がちょこちょこSE入れたり試行錯誤はしていたが、それだけでは物足りなさ過ぎる。


また、トラックに合わせてダンスをどこまでもかっちり作りこまないで、ライブとしてある程度の余裕を持って、リアルタイムに音の差し替えが出来ないものか。これはちょっと難しいのかな。



観光

一泊して、市内の定番観光コースと、建築好きには有名な仙台メディアテークを回り、牛タン、喜久福のずんだクリームもち、定義山の三角油揚げ、白松がモナカなども楽しんできました。楽しかった初遠征。



ちなみに

大本さんがMCで話していた、仙台のヴィレッジ・ヴァンガードで購入したお勧めの2冊はこれです。


おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

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アンダーカレント  アフタヌーンKCDX

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