- 091121 Aira Mitsuki LiVE TOUR 2009「PLASTIC」AFTER PARTY@中目黒SOLFA
Aira Mitsukiの初DJプレイという事で、彼女の音楽志向が知りたくて足を運んだ。
SOLFAはキャパ100人程度の狭い箱。そこにプレミアチケットを握り締めた110人位が詰め込まれた。立錐の余地もない。この時点で既に辛い。
まずはCherryboy Functionが40分ほどプレイ。Fern Kinney「Baby Let Me Kiss You」、De La Soul「Eye Know」など、緩い感じでフロアを暖めに入る。しかし客はほぼ無反応、というか目当てのDJ Airaが待ちきれない模様。チェリボさんも「まもなくAiraさんがDJされますのでもう少しだけお待ちくださいすみません」とMCするなど、痛々しい状況に。本当につまらない客だな。
で、ようやくDJ Aira登場。前半のセットリストはこんな感じ。
- Beck / Loser
- The Beatles / Help!
- Crookers / Just Can't Get Enough
- Neelix / Disco Decay (Felguk Mix)
- The Lowbrows / Papa's Got a Brand New PigBag
- Saori@destiny / Ez Do Dance
- i-dep / jump!
- TOKYO No.1 SOUL SET + HALCALI / 今夜はブギー・バック
最初の二曲が意外な選曲で期待が高まったが、その後はまあ想定の範囲内か。
繋ぎは、丸がけしてそのままぶっこみ、あるいはブレイクにぶっこみか、無理矢理スピンしてぶっこみ。もう繋ぎと言えない力技。ミキサーをうまく使えていなくて、ヘッドフォンでモニターしてる音が外へ出てしまったりと酷い有様。
エレクトロではオタは全然盛り上がらず。身内の「Ez Do Dance」でようやく騒ぎ出す。
途中で音を下げて、「Jump!」に合わせてジャンプするように、などとDJが客に指示。まあ一応付き合う。
ここで一旦音を止めて、「全然盛り上がらなくてごめんなさい」「機材を操作するのに精一杯で、みんなの顔が見れなくてごめん」と謝ったが、盛り上がらないのはAiraの技術の無さとオタの気質、両方の問題。
ここまでやって、まるで盛り上がらなかったのを見てか、後半戦はAira自身の曲だけをプレイ。オタは大いに盛り上がるが、それってなんかおかしくないか?今日はライブじゃない、DJを聴きに来たんだぜ?選曲もDJの大事な要素なんだよ。そこを酌んでやれよ。
まず「ニーハイガール」をかけるも、すぐ止めてしまう。「Airaはハイの音が嫌いなんですよ。だからこの曲もハイを切ってみたんですけどそれでも駄目なのでお蔵入り。」なら最初からかけるなw
- Aira Mitsuki / ニーハイガール
- Aira Mitsuki / Sazae Funkadelic (Tokyo Ikejiri Plastic Babe Rmx)
- Aira Mitsuki / サヨナラTechnopolis
- Aira Mitsuki / Summeeeeeeeer Set (Terukado Rmx)
- Aira Mitsuki / イエロー・スーパーカー
- Aira Mitsuki / ロボット・ハニー (Sound Around Rmx)
これで40分のプレイが終了。
その後アンコールの声に応えて、先ほどのCherryboy Functionと一緒に現れ、Airaがマイクを握り、チェリボさんがAiraの「Swallowtail D.A.N.C.E. (Cherryboy Function Rmx)」をかけた。重ねとはいえ生歌は珍しい。
全く持って不完全燃焼。まだ18時半と時間も早いしこの後またCherryboy Functionが回すかと思ったらそれは無し。物販&握手でイベント終了。
モデルやアーティストらの女性がファッション的にDJをやるブームに乗っかった形になるのか、AiraもとうとうDJを披露した。ライブで楽器を弾いたり、芸風を広げるのはいいことだと思うので、この挑戦も評価はしたい。とても金の取れるレベルではないのだが、ほぼド素人のテクニックに文句をつけてもしょうがないので、好きなアイドルの特殊イベントとして考えればまあ良かったんだろう。それにしても、結局AiraとSaoriの曲だけしか盛り上がらないオタもつまらない。いろんな面で複雑な気持ちになった。