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Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 コトリンゴ、Predawn@下北沢mona records

http://www.mona-records.com/live/2010/03/live_032619.php


下北沢は、通っていた大学が近かった事もあって、学生の頃はよく来た街だ。テクノ一色だった自分の当時の音楽趣向には合わなくて、通い詰めたのは渋谷の宇田川町ばかりだったが、飲み会というといつも下北沢だったし、所属していた音楽サークルはサニーデイ・サービスあたりが好きな奴が多かった。身内でお金を出し合いクラブイベントをやったのも下北沢だった。ほぼ10年振りに足を踏み入れたが、通りの店は変わっても狭くごちゃごちゃした雰囲気はあの頃のまま、昔の学生街の匂いを色濃く残している。ここを再開発して大きな国道を通そうなんて、馬鹿げているとしか思えない。*1


下北沢らしい手作りローファイな空気の漂うmona recordsの狭いライブスペースには60人ほどが集まった。早めに予約したおかげで、二列目センターに。狭いだけに近い。手を伸ばせば演者に届きそうだ。


前座で現れたPredawn *2は、とても小柄な女性。白のハイカットコンバースにゆるいノンウォッシュジーンズ、胸元に小さなリボンの付いた白いコットンのブラウスに、ゆったりとした紺のカーディガン、髪はひとつに縛っただけ。大学の音楽サークルにいた頃を思い出す懐かしい下北カジュアル。アメリカの古いソフトロックを好きだった子がそんなスタイルだったな。
アコギ一本を抱えて始まった音はアメリカントラディショナルなカントリースタイルのようだが、その声は「Predawn」の名前の通りに、力強くも夜明け前の静けさを思わせる不思議なもので、思わず引き込まれる。テクノばかり聴いていると忘れてしまう感覚。「言葉」の影響が苦手で、英語で歌っているという。今のところ唯一の音源である自主制作のCD-Rをその場で買う。





続いてアップライトピアノがセンターに用意され、コトリンゴ登場。耳からぶら下がって首の横で揺れる白いユリの花をかたどった大きなピアスが素敵だ。黒とグレーのモノトーンで合わせた服に、珍しく赤いマニキュアがアクセントになっている。
すぐ目の前で見る運指は自分の中のイメージよりも随分とダイナミック。UNITで観た時とは全く違う躍動感。コトリンゴ先生の「Tiey Tiey Tea」コーラス掛け合い指導はライブの定番だが、今回は曲後半にもコーラスが要求される増量バージョン。
アンコールは、「大丈夫かな?できるかな?」と小さな楽譜を見ながら大貫妙子「突然の贈り物」をやや不安定に披露。


ドリンクチケットを引き換えるのを忘れていたので、ライブ後に温かい柚子茶を頼んでたっぷりシロップを入れて飲む。monaコトリンゴの醸し出す独特のやさしい空気感に包まれて幸せな気持ちで温まる。ハードな電子音の音圧に陶酔するクラブでは得られない、これもまた贅沢な時間。

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