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Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 Applecider、FLIP-FLAP他@高円寺HIGH



双子ユニットFLIP FLAPは、90年代にはCMJKと組んで面白い音楽をやっていたのだが、今年になって再びCMJKプロデュースで新曲を作っていて、普段のウクレレでなくテクノセットでライブをやるというので、雨の中足を運んでみた。


一組目は大阪から来たApplecider。*1 たまたま彼らの音をMyspece*2で耳にしてとても気になっていた。中期スーパーカーElectraglideに行って電子音に感化された頃)のファンならど真ん中だと思われる、シューゲイザーが少し入ったギターポップに、若干のエレクトロ、そして男女のツインボーカル。シンプルな作りの公式サイトのプロフィールを見ても「影響を受けた音楽」にスーパーカーは入ってないけど、どう聴いても直球なので、あとで二人に聞いてみたらやはり二人とも好きだとの事。バンド名の「Applecider」の語感も「Creamsoda」と近いしな。今のところ音源はアルバム1枚だけ、ミックスはPlus-Tech Squeeze Boxハヤシベトモノリ。現在2枚目をレコーディング中との事。
ライブは、男性がベースを弾きながらメインボーカルを取り、女性は赤いギターに足元で異様なエフェクトを掛ながら轟音ギターノイズを乗せまくる結構豪快なプレイ。今エレクトロニクス方向にシフトしつつある過渡期だと言っていたが、打ち込みで作られたバックトラックはテクノリスナーの耳で聴く分にはまだまだスネアとハットのグルーヴ感が若干足りないものの、これまでのロック調の曲では十分かっこいい。
エレクトロを取り込んだロックサウンドと男女ツインヴォーカルということで似ている1000sayよりも、まだ遥かに荒削りだけれど可能性を感じられるインディーズバンドだ。


大きなレースのついた服やニットを身に纏った背の低い女の子集団がステージ最前に固まりはじめ、現れたのはRuby、全身黒の耽美ロリータ的な女の子。*3 サポートにパーカッションの男性と、途中からはエイプリルズのイマイケンタロウ(オムニコード)、Mr. Cockrobinのマツオロビン(アコギ)が登場。
ニカ風味のドリーミーなポップスにロリータヴォイスで、カヒミ・カリィ「Mike Alway's Diary」のカバーなどを披露。サポートが入ってからは一気に渋谷系テイストに。出たばかりのアルバムもこのサポートメンバーだという。


次に、ステージ上にカラフルな風船がたくさん置かれ、Plink?登場*4。ギャルとゴスの中間くらいのかわいい女性二人のユニット。ファンタジー系の歌詞にハードなデジタルロック調のポップス。個性的な中高生女子ならイチコロな感じ。トラックがあまりにもしっかりと王道に作り込んであって、インディーズ臭がまったくしない。この女性二人だけで作っているとは到底思えない。Red Pepper Girlsと似たようなものを感じたが、彼女達も同様にバックがついているのかな?


トリは、双子姉妹のFLIP-FLAP。マネキンのような非人間的なまでの美しい佇まいは相変わらず。
90年代にリリースされた1stではかなり実験的、2ndで良質なポップスがCMJKプロデュースで聴くことができた。「たんぽぽ」はドラムンベースアイドル歌謡の最高峰といっても間違いない。2002年の3rdはDJ NORIOという人に代わって全く興味が持てない音になってしまい、その後はアニメの主題歌を一回やったきり、ライブ活動もウクレレ弾き語りがメインになっていったようで全然チェックしていなかったのだが、たまたま随分と久しぶりの新曲が、再びCMJKプロデュースでMyspace*5に上がっていたのを偶然目にして、「テクノ」セットのライブを見に行ったのだが、どれもなかなかの佳作で、そのうちCDとしてリリースされるのだろうか、楽しみだ。Myspeceにある新曲や「たんぽぽ2010」、そしてアンコールには電気グルーヴ「虹」のカバー(Mactan Beach Version)まで披露。エレクトロサウンドと女性ヴォイスの相性は本当に素晴らしい事を再確認。あと全然関係ないけど、細かったCMJKが巨漢化していたことと、ファン層はやっぱり高年齢化していたということに、時の流れというものを感じました。




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