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Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 Carl Craig 「Planet E 20th Anniversary」@西麻布eleven



ここ数日の極度の緊張と疲労で、頭痛どころか三叉神経痛まではじまる始末だったが、痛み止めを飲んでも観たかったこのイベント。
家を出るのも遅くなり、25時近くになってフロアに下りる。DJ DYEの黒い色気たっぷりのプレイ、トライバルなサンプリングが印象的なハウスで既にフロアは熱くなっていた。


25:45にデトロイトのブラック・ソウル・マシン、Carl Craigがブースに現れる。始まったのは、黒く、重く、太く、そしてパーカッシヴなハウス。デトロイトテクノの叙情性はどこへやら、とにかくパワフルでシンプルなハウスが暫く続く。elevenの極度に暗いフロアと相まって、ずぶずぶと闇に飲まれていきそうだ。


1時間ほど経って、突然Carl Craigがマイクを持って客を煽りだす。ビートが止まり、エンジンをふかすような分厚いシンセ音だけがぐるぐるフロアを回り、Carl Craigの狂った笑い声がフロアにこだまする。そしてここから始まった、Carl Craig本来の実験色の強い変態ハウスと泣きのブラックソウルの競演タイム。スネアやハットが連打される異様なトラックの上に、Inner City「Good Life」やThird World「Now That We Found Love」、Grace Jones「Walking In The Rain」のエディットがプレイされる。物凄く分厚い音の洪水。頭痛薬のせいか、この辺りから感覚が無くなり前後不覚に踊り続ける。
Tom Trago「Use Me Again」やPointer Sisters「Automatic」といったソウルフルなサウンドで盛り上げる一方、Jeff Mills「The Bells」なども掛かっていたような。とにかくパワフルでソウルフルで、そして実験的で幻想的。圧倒のプレイだった。


そしてCarlのプレイはクローズまで続く。朝5時を回った頃からは、デトロイト好きにも嬉しいクラシックな時間。もうフロアでは聴けないんじゃないかという王道の名曲をがんがんかける。Rhythim is RhythimStrings of Life」、The Aztec Mystic「Jaguar」、Phuture「Acid Tracks」、Laurent Garnier「The Man With the Red Face」、そして朝のフロアに美しく響く808 State「Pacific」にAshra「Sunrain」まで。何度もアンコールに応え、最後に自身の「At Les」で幻想的に締め。全くラウンジで休むことも無く踊り続け、気付けば時計は7時を回っていた。



フロム・ザ・ヴォルト

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