Aerodynamik - 航空力学

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Perfume あ〜ちゃん「『GLITTER』は 2011年版の『Dream Fighter』」@TV Bros. 2011年10月29日号

http://www.tokyonews-webstore.com/tvbros/

あ:私達は歌詞を見て、”これは2011年版の「Dream Fighter」だね”って話して。「DF」は武道館の直前のリリースで、”まだまだ終わりのない旅を続ける”って歌で、それこそ打ちのめされそうなくらい背中を押されて。今回、歌自体キラキラだから自分達が負けちゃわないか心配だったんですけど、PVを見たらPerfumeがすっごいキラキラしていて全然曲に負けてないなって思ったんですよ。


の:うん、カッコいい!


あ:今回「DF」と同じ様に三人が主役の凄いシンプルなダンスビデオになってるのも、関さんそこまで考えて作ってくれたのかなと思うとゾクゾクっとしてきて。三年前は背中を押されるのがちょっとプレッシャーだったけど、今は自分達から♪キラキ〜ラ〜のって前向きにパワフルに歌える!みたいな風に変わってきてるなって感じたんですよね。それは多分東京ドーム公演を終えて少し余裕ができたのか、楽しみながらいろんなことをやってるっていうのもあると思うんですけど。


の:いいお話。

Dream Fighter」の存在とタイミングが、2008年から2009年までの重苦しいまでの空気をPerfumeに強いたこと、それは西脇さんをもってして「自分の首を絞め続ける」と言わしめたほどの重圧を彼女達にもたらしたであろうことは、このブログでも度々言及しては、「思い過ぎだ」と言われ続けてきた。*1 しかし、その重圧の具象化である東京ドーム公演を遂に終えたこと、大学を卒業して時間的/精神的な余裕を持つことが可能になったことによって、その呪縛から解き放たれ、解放的なポジティヴさを持って次のステップへ進もうとしていることは、幾つかのインタビューで語られている。平たく言ってしまえば「七転び八起き」のテーマを持つ「Dream Fighter」と「GLITTER」の両者だが、2011年におけるPerfumeにとって、「GLITTER」は「打ちのめされそうなくらい」背中にプレッシャーを与える存在ではなく、寧ろ今のPerfumeには、そのプレッシャーを楽しみ乗りこなす余裕すらあるのだ。




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