Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 キャラメル☆リボン@新宿タワレコ

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大阪ESSEアカデミーのスクール内ユニット「キャラメル☆リボン」、再び東京上陸。会場には200人以上が詰めかけた。この日の新宿タワレコでは、「タワレコ新宿アイドルフェスティバル」と称して、いずこねこ、キャラメル☆リボン、Especiaという大阪拠点のアイドルが三組も上京してイベントを行うということで、関西在住の各グループのファンも結構な数の人たちが遠征して来ていることが、イベントスペースに漂うその独特の空気から伝わってきた。


上野天音のでかい声と前のめりでアッパーなテンションで、大阪土着の匂いを存分に振りまきながら、挨拶代わりのキダ・タロー「なにわ食いしんぼ横丁」。持ち歌は名曲ばかりなのに、インストアイベントの持ち時間は少ないので、そのままどんどん曲を披露してほしかったが、大阪人のソウルがそれを許さないのか、結構長めの自己紹介に続いて、「キャラメラコー」指導コーナーに。何度もコールを練習させ、本番はコール三連続。時間はどんどん過ぎてゆく。


コールの連続で場を熱くさせておきながら、すかさずスローテンポの「Shining Day」を持ってきて笑いをとったり、そしてあっという間の最後の曲「恋のmusic」では、「皆で振りコピしてほしいのでまずは見本を」と言いながら、サビを最初から最後までノーコメントのままやりきってしまい、振りを覚えようとして必死に見ていた一見さんを唖然とさせる。その後ワンフレーズだけ振りを練習させ、「後は見よう見まねでやって下さい」と突き放す。中学生の女の子たちが、絶妙なトーク術と間の使い方で、観客を掌で面白いように転がしまくって混乱させては笑いをとる、そのあまりのテクニックの高度さに、ますます自分の中で「関西人の笑いとトークスキルへの執着」への先入観が高まっていく。


結局コールと挨拶と振りコピ講座で時間を潰し、完璧なスイートハウストラックの「虹色」を披露せずにイベント終了。なんともったいない。もったいないけれど、結局彼女達の面白トークと爽やかすぎるキャラクターで楽しい気持ちになれたからまあいいかと素直に許せてしまうのも、またキャラメル☆リボン現場の素敵なところでもある。


この日のイベントスペースはPAが絶望的に悪く、高音が出過ぎて耳が痛くなったり、音割れの上に変なノイズが乗り続けたり、ハウリングが続いたりという酷い状態だった。彼女達のストレートで癖の無い歌声と、ハウスポップの名曲群を堪能するには余りに条件が悪かったので、曲数を少なくして、彼女達のキャラクターの伝わるトーク部分を多めに割いたのだとしたら、それはそれで結果として成功だっただろう、と思う事にしておく。


  1. なにわ食いしんぼ横丁
    • MC キャラメラコー
  2. Shining Day
    • MC 振り解説
  3. 恋のmusic