Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 Negicco「Melody Palette」発売記念インストアイベント@新宿タワレコ7F


  • 20130718 Negicco「Melody Palette」発売記念インストアイベント〜2DAYS〜@新宿タワレコ7F


国道7号線こと「ルートセヴンの記憶」は林立夫のドラムで聴きたい。キャラメル・ママの演奏で。


今幸せな気持ちを手に入れたければNegiccoのライブに行けばいい。そんなことは誰でも知っている。
Negiccoはアイドル10年選手のベテランにもかかわらず、圧倒的な歌唱力、圧倒的なダンスパフォーマンス、圧倒的なトーク力、あるいはそれらを一切不問にする圧倒的な容姿、そういうものを何一つ持ってはいない。いきなり失礼な話だけれど。にも拘わらず、何故彼女達のライブがこんなに心を満たしてくれるのか。よく言われるような、「彼女たちの素朴でひたむきな姿」というのは、完全な回答にはなりえていない。素朴で不器用なアイドルというのは今の時代でもいくらでもいるのだ。不器用で生真面目すぎるきらいすらあって、MCで時間が止まったようにすら感じる事もあるNegiccoの現場は、何故こんなにも気持ちがいいのか。勿論楽曲が素敵だという事もあるが、彼女達のライブの決定的な魅力は、「『このライブを素敵なパーティーにしよう』と観客に思わせる力」が桁違いなところにある。


アイドルの現場に通う人達なら肌身の感覚だと思うが、普通のライブを観に来る音楽リスナーと比較して、アイドルオタは「演者に楽しんでもらい、気持ちよくパフォーマンスをしてもらおう」という意識が非常に強い。その根本にあるのは、ステージに立つ演者が、例え無名であろうがなんであろうが、一人のアイドルであり一人の女の子だからだ。棒立ちで腕組みしながらじっくりとパフォーマンスの質を味わう、所謂「タイガー」派の人もいることはいるが、演者の立場にしてみれば、バラードでもないのに目の前の人がタイガーであったらどれだけやり辛い事だろうか。基本的に「実力を見せてみろよ、盛り上げて見せろよ」というスタンスでステージに食らいつく類の音楽リスナーとはライブに臨むスタンスが異なっている。
地下の対バンイベントで、例えステージに立つアイドルに一人もファンがいなかったとしても、現場にいるオタ達は「楽しんでいるよ、盛り上がっているよ、だからどうぞ気持ちよく歌って踊って下さい」というメッセージを演者に送るために、もっとも汎用性の高い手段、つまりミックスを打つことでそれを表出させる。ミックスを打つことにより盛り上がりを演出する、という単純化が必ずしもどのアイドルにも通用する訳ではないと分かってはいるが、汎用性の高さゆえに多用されるのもまた仕方がない。「お金を払ってライブを楽しみに来た」という客意識ではなく、むしろ客側が演者に対しての「おもてなしの心」を強く持っている。それがアイドル現場だ。
そして、Negiccoは、彼女達のステージパフォーマンスの実力以上に、客に「おもてなしの心」を強く感じさせ、自ら「場」を作ろうとさせる強い磁力のような何かを持っている。現場に見に来た観客達がみな「このライブを素敵なパーティーにしよう」というポジティブなマインドでライブに臨むのだ。オタ側が中心となって場を盛り上げる現場は往々にしてオタが主役になってしまう所も多いが、ここは「おもてなし」であるが故に、主役は決してオタではなく、どこまでもステージの上のNegicco自身であり続ける。
「ネギオタ」に対しては、基本的にライブでオタ個人を目立たそうとすることは殆ど無く、また対バンイベントでも非常にオープンマインドを常とし、対バン相手の出番でも大いに踊り大いに楽しみ大いに盛り上げる気持ちの良さがある、という印象を持っている。「『このライブを素敵なパーティーにしよう』と観客に思わせる力」が存分に発揮される。そもそもNegiccoに素敵な楽曲を提供し続けているconnie氏も、もともとネギオタの一人で、無償で楽曲を提供し続けてきた、そういう人だ。Negiccoに興味があるなら、楽曲派だなんだと言っていないで、一度Negiccoとネギオタの作る現場の幸せな空気を吸ってみると、世界が変わるはずだ。どんな現場も素敵な事があるだろう、ただ、ここはちょっと違う。Negiccoの愛に包まれに行くのではなく、観客が愛でNegiccoを包む、そういう現場だ。



  1. 新しい恋のうた
  2. ルートセヴンの記憶
  3. 相思相愛
  4. アイドルばかり聴かないで
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  5. ネガティヴ・ガールズ


Negicco / アイドルばかり聴かないで MV

Negicco - 相思相愛




Melody Palette

Melody Palette