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Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 クルミクロニクル「BiRTHDAY Anniversary 2014 『SWEET SEVENTEEN』」@渋谷amate-raxi

http://www.pav-studio.com/CurumiChronicle/archives/399




天然記念物並みの素朴純真女子高生と、ガツガツしたEDMと、煌めきキュートポップを詰め込んだ、アンバランスとギャップとダンスと牧歌的癒しの異世界ミクスチャー。今回は17歳バースデーライブとしてのワンマンライブ、それもライブハウスではなくテクノ/ハウス系の鳴りに定評のある小箱クラブが会場に。音と彼女自身のキャラクターの魅力はまだまだ世の中に伝わっていないけれど、現在の活動レベルでワンマンライブが可能な規模のなかで、その面白さをしっかり伝えられる会場を選んだ運営にはとても好感が持てる。同じキャパだからと言ってTwinBox AKIHABARAでやっても得られるものなど殆ど無いだろう。




ステージに現れた彼女の衣装は、それは衣装なのだろうか、丸襟パフスリーブの白いシフォンブラウスと紺のスカートの裾から白のフリルが見える、もう保守的なお嬢様的私服そのままで、そして鳴らされるガツガツしたEDM、振りを踊ると直ぐにブラウスの裾がスカートから出てしまう、それを曲が終わるたびに何度もスカートの中にぐいぐいとしまい込みながらMC。もうワンピースとか留めておくあれとか使えば、という話ではなく、こういう素朴過ぎる不器用さまでが彼女のキャラクターの色付けとして機能している。女性ファンから見てもあれは堪らないらしい。*1


これまでの会場とは全く別レベルでがっつりとダンストラックが鳴り、ちゃんとしたVJとオープニング映像も付くようになった。しかし持ち曲の少なさと受験前タイミングなどの都合もあってか楽曲のアレンジやミックスなどに手を入れてライブ仕様にするところまではまだ辿り着いてはいない、本腰を入れてステージをがっつりと作り込むにはプロジェクトの予算と時間と本人の成長など沢山の越えなければならないステップがあり、今すぐ結果を求める段階ではない。そう思えるのは、Saori@destinyがあの驚異的なまでにダンスフロアライクなライブスタイルを獲得するまでの紆余曲折をずっと目にしてきたからだ。ステージに一人で立ち、フロアの空気に対して一人で責任を負うソロアイドルは本当に大変だと思う。


大阪MBSの番組「せやねん!」とQ's MALLのタイアップで昨年10月に行われた「ご当地アイドル祭り」でのライブ映像がその番組で「数秒」流れ(EX「musicる」の話だったかもしれない)、「透明感のある声と良質のポップソングで注目を集める16歳のニューカマー」、それがクルミクロニクルの初地上波テレビとなったらしいのだが、Twitterで目にした感想の中に「クルミクロニクルらしさをもっと出していけばいい」というものがあり、「じゃあ私らしさってなんだろう?とずっと考えているんですけど、全然分からなくて」と悩んでいることを話す。自分に対して、そしてファンに対して、華やかな部分だけ見せるのではなく真摯に向き合おう語り合おうとする生真面目さから、目が無くなってしまう位の満面の笑顔で歌うその明るさ、全部ひっくるめてこちらがほんわかさせられる稀有な可愛らしさだ。


140BPMのキラキラアッパーな原曲に対して120BMPのチョッパーベースが唸るエレクトロ「輝け空色少女 (USAGI DISCO Remix)」、爽やかな130BPMのハウスポップの原曲から110BPMに落とした80sハイエナジーディスコ「午前11時 (USAGI DISCO Remix)」を立て続けに披露、「まるで今クラブみたいじゃないですか」と嬉しそうなクルミ、しかし曲中に歌い出しをミス、曲が終わると「ふえーごめんなさい」とまるで漫画のように泣き出し、ファンの励ましに「何も無かった何も見なかった、コンタクトがずれただけです」と立ち直る。本当に今時アイドルとして人前に立つほどの自己顕示欲の世界にこんな人がいるのかという位に漫画的なリアクション。




告知、03/19「Second Spring EP」をリリース、南波志帆タルトタタン企画ユニット「ナンバタタン」のプロデュース/楽曲制作も手掛けたふぇのたすによるリミックスも収録。ここでふぇのたす。クルミ本人は「さよならポニーテール」の大ファンで、パスピエ相対性理論、そういう方面にもアピールする下地作りか。更に、このシングルリリース記念/活動一周年記念として04/05にワンマンライブを行う、その会場は渋谷WOMB。テクノ系に強い派手目の大箱で、最近は派手目故にEDMイベントも増え、昼はアイドル対バンイベントにもよくやっているが、ここでワンマンとは随分攻めるな。メインフロアは600人位は入れるんじゃないか。音については間違いなく申し分ない、この大箱でクルミクロニクルはどんな姿を見せてくれるのだろう。




アンコールの曲出しをしたはずがStevie Wonder「Happy Birthday」が流れだし、サプライズのケーキ登場とファンのクラッカーで誕生日のお祝い。火薬の匂いが好きな彼女は「クラッカーの匂いかいじゃいました」とこっそり自白。ライブ後も沢山の花束、メッセージカード、そしてファンがさよならポニーテールに依頼して描いてもらったクルミのイラストまで。あまりの嬉しさに床にへたり込んで喜ぶ。


クラブの鳴りで聴く彼女のサウンドの快感が云々と語り倒そうかと思ったが、それよりも彼女自身が本当に周囲に愛される独特のオーラをまとっていることに癒される空間となったことを書き留めておきたくなる、素敵なバースデーライブだった。




@CurumiChronicle
クルミクロニクル
【報告】 私のとってもとっても大好きな"さよならポニーテール"さんが私の絵を描いてプレゼントして下さいました!!!!!!嬉しすぎて言葉では表せません…ありがとうございます(;_;)宝物です(;_;) http://t.co/LQRdvq3cPM link



  1. 16 feat.USAGI DISCO
    • MC
  2. 午前11時
  3. ブロークントイ
  4. white sweet cake
  5. ススメ!ススメ!
    • MC
  6. 輝け空色少女 (USAGI DISCO Remix)
  7. 午前11時 (USAGI DISCO Remix)
    • MC
  8. クルリクル
  9. 輝け空色少女
  10. Make New World
    • MC
  11. twinkle linkle line
  12. Rainy Starry Night
    • EN
  13. ススメ!ススメ!
    • EN
  14. 輝け空色少女
  15. Make New World

1stアルバム『クルミクロニクル』ダイジェスト


クルミクロニクル - 午前11時(USAGI DISCO Remix)


クルミクロニクル / 「輝け空色少女」-「MAKE NEW WORLD」


ナンバタタン - ガールズ・レテル・トーク


ふぇのたす - スピーカーボーイ MV


さよならポニーテール - 恋するスポーツ




クルミクロニクル

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ガールズ・レテル・トーク(通常盤)

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2013ねん、なつ

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青春ファンタジア(初回生産限定盤)

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