読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Aerodynamik - 航空力学

はてなダイアリーからはてなブログへ移行中

観覧記録 amiina「アイドルイベントシリーズ Vol.6 June SPECIAL」@タワレコ町田店

music idol

http://tower.jp/store/event/2014/06/107002


  • 20140601 TOWERRECORDS町田店 Presents アイドルイベントシリーズ Vol.6 June SPECIAL@タワレコ町田店
    • 小池美由
    • amiina
    • その他


世田谷から多摩川沿い辺りの東京/神奈川両サイドを数年おきに点々と移り住んだ時期もあったが、それでも体感的に多摩川を渡ったらそこは神奈川県なのだという先入観は変わらなかった。成城や二子玉川田園調布の街並みが、川を渡った途端に登戸や溝の口のような暗渠の匂いのするスラムに変わる、若い頃はそれが本当に嫌だった。そこに生きる人達の人生が剥き出しで見えるその生々しさが苦手で、そういう意味では下北沢ですらそのひしめき合う人情臭さが苦手だった。田舎から出て来て小綺麗な大学に通って渋谷系全盛期にアート創作サークルと小洒落たDJサークルに入る様な、薄っぺらい若者そのものだった。当時サブカルマンガの聖書扱いだった魚喃キリコの作品ですら生々し過ぎて読む気がしなかった。あの頃は潔癖性だったのかもしれない。井の中の蛙にも程が有る。


よく言われるように町田は途轍もなく遠いイメージがあって、都心と八王子以上に心理的な距離感がある。辺境のイメージしかなかったその町田まで来てみたけれど、新宿から30分しかかからなかったのには何だか拍子抜けした。


小池さんのキレッキレの物販グルーヴを堪能した後、amiinaの登場。この日は動画静止画撮影OKのイベントで、最前にはでかいカメラを構えた人達が陣取ってイベントの間中場を譲り合うことすらなくその場に座り続けひたすらシャッターを切りまくり、その後ろにも椅子持参のカメラ勢が沢山構えていた。狭いスペースに巨大なカメラが多数犇めいてアイドルを撮り続ける相当に異様な雰囲気だったのだけれど、3776やEspeciaの素晴らしいオーディエンスショットを観たばかりの時で色気を出してしまったのだろう、手元にあるiPhoneでどれだけの物を撮れるのかを急に試したくなり、初めてステージを撮影しながらライブを観ることにした。一応カメラ陣の邪魔にならないステージサイドに移動して録り始めてはみたものの、結局ライブが始まってすぐに後悔する。後悔しながらも何と無く撮り始めてしまったので停止ボタンを押すタイミングも失う。目の前で素敵な音楽が鳴っていて、素敵な歌とダンスが繰り広げられているというのに、それを手持ちのカメラに収めるために小さな画面を気にしながら、何一つそれらを楽しむ事ができなかった。小さなマイクなりの音で記録されたHD動画、それもずっと最前カメラ陣の切り続けるシャッター音が延々と入っている動画、それは手元に残ったが、そんなものよりも目の前に広がるその素敵な物を自分の目で見ず、そして踊ってその場を楽しまなかった後悔の方が大きすぎて酷く落ち込んだ。人にはそれぞれ適性や役割があって、Especia動画をひたすら記録し共有続けているあの人は、あの空間をアーカイブすることにこそ彼の快感があり、そしてEspeciaを世界に伝える崇高な精神によってそれが裏付けられているのかもしれない。CDやPVの中に納まらない「今の」Especiaのライブの魅力にどれだけの人が彼のアーカイブを通して触れ続けていくのだろう。自分はただ音を浴びて踊りたい、それだけの空っぽのダンス脳だから、もう二度と柄に合わない事をするのはやめようと思った。この手元に残ったとても公開できるレベルに無い動画を見て、この日のamiinaがその時点での持ち歌全部をフルサイズで披露してくれたことに気付いた。皮肉なものだ。


  1. マインドトラベル
  2. RunBlue
  3. 1☆2☆3☆
  4. Drop
  5. キーメーカー


amiina Live篇『マインドトラベル』




1☆2☆3☆

1☆2☆3☆

Drop/RunBlue

Drop/RunBlue