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Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 Cupitron 1stシングル「ユニコーンパレード」発売記念 ミニライブ@タワレコ吉祥寺

music idol

http://tower.jp/store/event/2014/09/032003



Ultra Music Festivalがとうとう日本に上陸し、TIF物販が行われたお台場の駐車場スペースがEDMに染まったその日、「カラフルポップ フロム テクノワールド」を掲げるアイドルユニットのイベントが吉祥寺のタワレコで行われた。最近タワレコの入るヨドバシカメラ自体がリニューアルし、タワレコの店舗規模は半分程度になり、そしてクラブミュージックコーナーも半分になり試聴機すら無くなった。下北沢と高円寺の両方の美味しい所取りなこの土地柄、店員お勧めの邦楽インディーロックが更に充実したが、その店員お勧めの中に一枚だけRustieの新譜を見つけて切なくなった。クラブミュージックを探すならなかなか癖のあるディスクユニオンもあるけれど、当然ディスクユニオンアンダーグラウンドに根を張ってこその店なので、結局吉祥寺でEDMが買える店は無くなったようなものだ。EDM自体が店舗で音源を買うジャンルでもないとはいえ、その空気のギャップはとても不思議な感じがした。


Cupitronの最初に公開されたビジュアルのコンセプトや衣装、三人三様の髪形も含めそれらがPerfume「Spring of Life」に酷似、というのも3人組ガールズユニットにSF的な色を付けるために敢えて狙ってきたであろうから、結果面倒臭い一神教の騒音以上に名前を売ることはできた。直ぐに髪形も変わり衣装も曲調も変わり、クールで無表情なアー写は可愛らしい笑顔になり、ポップなアイドル色も強くなり、グループにコンセプトとは別のカラーも見えてきた。インディーズアイドルシーンを基準に見てしまうと日音Kisspointからソニー・ミュージックマーケティング流通でパッケージリリースができるのは強いなあと思うが別にそれはそれ、音は音、現場は現場。3人ともビジュアルは一定レベルを突き抜けている、いわゆる「テレビに耐えられる」レベルとファンの人が言うのでそこは何の心配も無い。


初めてのMVは、制服で走るシーン/Zガンダム衣装(見る度にあの彩度と鋭角さがそれを思い出させるからそう呼んでいるだけ)に片耳ヘッドフォンのオールドスクールテクノポップ衣装にロボットレストランで撮影された過剰なポップシーンの両方で構成され、テクノポップコンセプト好きと可愛いアイドル好きの両方のバランスを取っていい落としどころ感。曲もある意味先走り過ぎたものから、いわゆる「アイドル現場」に求められるようなものにシフト、かと言って全面的に王道に走る訳ではなく、カップリングにタイトルからして断トツにぶっ飛んでいるSEXY-SYNTHESIZER編曲の発狂チップチューン「ピコピコクラブ」を突っ込んでくるから結局面白い。


ドイツテクノの祭典WIREもとうとう縮小し、風営法ダンス/クラブ営業規制で深夜営業がどうの危険ドラッグがどうのと、クラブミュージック/テクノリスナーにとって居心地の悪い時代に、アイドルに「いつ来てもテクノだけ聴こえる素敵なクラブでオールナイトなパーティー」などと歌われると、それだけでまあ色々と感情を刺激されることは否定しようも無い。

ココハ ステキナ クラブサ イツキテモ
ピコピコキコエル テクノダケ


ゲンキフィールド オールナイトナ パーティーセカイ
ココニオイデヨ リンクシヨ


Cupitron - ピコピコクラブ

テンパり過ぎたまま台本をそのまま話す異様なMCスタイルは相変わらず。この日は宮川里奈の誕生日、ファンの寄せ書きと花束が渡され、バースデーソングを皆で歌い、その後一般的な流れなら当人から感想や抱負などの一言コメントを貰いそうなタイミングなのに、スパッと次の曲振りに入る山川二千翔。これはMC下手なのかこういう設定なのか。とにかく三人とも台本読みで一杯一杯の感じは変わらない、一方でパフォーマンス中は物凄い笑顔を振りまきながら楽しそうに歌って踊る。こちらが少し気後れしてしまう位のポジティヴなオーラを振り撒いてくる。物販中は浜田彩加が忙しい、その暇な時間になって山川二千翔の途方もない自然体過ぎる無邪気さ愛らしさが解放される、カメラマンの持っていたでかいカメラを借りてそれを手に物販テーブルを離れてメンバーやスタッフ、外の吉祥寺の景色を撮りまくり、宮川里奈にポーズを取らせて「いーねいーね可愛いよ」とローアングルを決め、今度は宮川にジャンプさせてその瞬間を収めようとし、逆に宮川にカメラを渡して自分がジャンプするところを撮らせたりと大騒ぎ。これが延々浜田彩加の物販の横で展開されていた。ああこの人はこれが素のテンションなのか、この自然の可愛らしさを上手い事ステージに持ち込めたら最高だなと思う。Perfumeだって楽曲だパフォーマンスだなんだと言っても、ライブに行けば西脇さんの愛すべきキャラクターで成り立つこてこてのアイドルライブなのだから。

  1. ピコピコクラブ
  2. サマーカイジュウ
  3. First Contact
  4. ユニコーンパレード

【公式】Cupitron『ユニコーンパレード』MV Full ver.


【公式】Cupitron「ピコピコクラブ」Trial listening




ユニコーンパレード

ユニコーンパレード