観覧記録ななのん「ななのんハロウィンスペシャル」＠秋葉原TwinBox GARAGE

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20141025 ななのん「ななのんハロウィンスペシャル」＠秋葉原TwinBox GARAGE

なあ坊豆腐＠那奈とピチモ／POPモデルズ前田希美のユニット、ハロウィンスペシャルイベント。TwinBox AKIHABARAの1F、TwinBox GARAGEはこの日がグランドオープン。元々何があった場所だったか思い出せず調べたら計測器ワールドの路面店だった。手前に物販スペース、奥がメインフロアなのはTwinBoxと同様。ただメインフロアはTwinBoxの8割程度のスペース、バーカウンターも無くフロアの隅に置かれた保冷庫からペットボトルを直渡し、トイレは無く手にスタンプを貰ってTwinBoxのトイレを使うという、あくまでTwinBoxのサブフロアな位置付けなのか。

入場すると仮装というよりコスな客もちらほら、女の子もキキや白雪姫などのコスプレで仕上げるも、会場のどこにもダメージメイクがいないのが秋葉原らしい。客入れ曲はななのん運営なのか箱なのか気になる選曲だったが、後でPAの人に聞いても分からないとのことで残念。

The B.B. & Q. Band - On The Beat

Boogie Oogie Oogie - A Taste Of Honey (1978)

Peter Jacques Band - Walking on Music

Pete Shelley Telephone Operator

前田希美は軽くゴシックの入ったアリスコス、本人曰く「ノリス」との事だが、ノリスと言われたらチャック・ノリスか08MS小隊ノリス・パッカード、どちらにしても「大佐」の似合ういい男。なあ坊は上はギラギラした振袖に下は黒のレザーホットパンツと黒のハイヒールという10年代デザイア。ああ例えが古い。

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8月にデビュー、今のところリリース済の小西康晴ワークス2曲の他に、カバー曲は「東京は夜の七時」「UFO」「君に、胸キュン。」「ジェニーはご機嫌ななめ」「チョコレイト・ディスコ」「The Loco-Motion」という絶妙な狙い澄まし感。可愛いさと小悪魔のケレン味だけで作ったカラフルな角砂糖の様なユニット。
ライブ自体は4曲＋なあ坊によるセクシーに挑発しまくるKARA「Jumping」ダンスカバー（「踊ってみた」の方がいいのか）と前田希美の中学時代からの持ち歌「記憶〜彼方〜」、アンコールで二人が出会ったきっかけの舞台主題歌。なあ坊は圧倒されるくらいにがっつり踊る、手足の長さがとにかく映える、あとは止め／溜めを習得したらこれは凄いな。イベントは殆どの時間を「ライブ終了までに公式アカウントツイートが100RTされたら何かやる」企画とクイズコーナーに費やし、聴きたい曲はほとんど聴けなかったが、昼夜2回のイベントを打ったら「東京は夜の7時」は当然夜公演じゃないと聴けないだろうという事に後になって気付いた。

入場の際に渡された紅白の紙で、クイズの回答で白＝前田／赤＝なあ坊を選んで、サイン入りTシャツを賭けた観客勝ち抜きゲームが始まったが、一気に脱落者が出ると「最初からやり直し」とリセットがかかる緩さ。その場で初めてのペン回しや腕立て伏せ、けん玉に早口言葉、漢字書き取りなどほのぼのした展開の中で、大皿ととめ剣を一発で決め、腕立て10回も軽く決めるフィジカルで勝るなあ坊、フィジカル技は一切駄目でドジっ子的に可愛い可愛いと言われながら割と記憶力や直観力に勝る前田なキャラ具合、そういう所を優雅に楽しむ余裕が必要な現場。

一通りライブをやってさあTwitterのRT数の結果発表、というタイミングで、Twitterが久しぶりに大規模障害。home_timelineのAPIが死んでいるらしく、誰も結果を知る事ができず大慌て、その場の客によってiOS8.1が悪いよ、アップデートしない方がいいよみたいな割と酷い話になりつつ、誰かが「106RT！」と声を上げてミッション成立。Twitter Web経由だったら拾えたのだろうか。ゼロ年代のTwitterは頻繁にキャパオーバーの鯨表示が当たり前だったから、似たようなサービス（Wassrなど）にアカウントを作って避難所にしていたけれど、今はLINEが普及しているとはいえTwitterとFacebookは社会インフラだから早々に止められない、日本人も「バルス」だの「あけおめ」だのはそこそこにしておけよ、とその都度どこかで死ぬ思いをしているであろうTwitter本体のネットワークエンジニア、各種クライアントの開発者達に思いを馳せる。