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Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 ライムベリー主催イベント「TOKYOPLAYGROUND」Vol.7 HALLOWEEN EDIT@渋谷GLAD

http://yaplog.jp/rhymeberry/archive/92
http://ameblo.jp/sakurai-miri/entry-11944402873.html
http://ameblo.jp/nobuokahikaru/entry-11944859298.html
http://ameblo.jp/himemari5141225/entry-11949433393.html
http://nikkan-spa.jp/739042
http://realsound.jp/2014/11/post-1674.html




  • 20141026 ライムベリー presents TOKYOPLAYGROUND Vol.7 HALLOWEEN EDIT@渋谷GLAD
    • リナチックステイト
    • 信岡ひかる
    • じゅじゅ
    • エレクトリックリボン
    • ライムベリー


ここ数年で一気に土着的なコスプレ祭りとして根付いたハロウィン。渋谷の街全体、週末のクラブイベント、あらゆる所で仮装をした人が溢れかえるのを見ると、よく槍玉に挙げられるサッカー日本代表戦と同様、ただこの閉塞的な社会の空気の中で衝動や発散を共有できる環境に若者が飢え切っているのがあからさまにされていることに複雑な思いになる。そろそろ会社を引退する世代は就職のことなど考えずに大学時代に授業を封鎖したり機動隊にレンガを投げつけたりすることで若者の衝動を発散させることができたかもしれない。そのジュニア世代にはカラオケやドラマ、Jリーグ、あらゆることがテレビの中で「空前のブーム」として演出され、誰もがそれを共有できた。しかし今の若者は表立ってレンガを投げたり、誰もが知っている歌をみんなで歌ったりすることも叶わない。世の中はネットと携帯通信端末の普及で文化自体が細分化され、選択肢も無くただ誰もがテレビの中のドラマやスポーツや特定の歌に熱狂することも無くなった結果、身の回りの距離感でも同世代で趣味思想を共有することもできなくなり、ロックフェスやサッカー日本代表戦など、大手を振って一つの物に熱狂することが許される空間だけが若者の開放の場として機能するようになっていった。サッカーはともかく、ロックにしろ、ディスコにしろ、そしてアイドルやコスプレも、それに熱狂する人間はクラスに二人いるかいないか程度の細分化された趣味の一つであったけれども、今はその全てが「一体感」を共有するツールとして機能している。それらの現場の空気はTwitterやLINE経由で拡散され、一体感の共有という効果に拍車をかける。渋谷に集まって大騒ぎする若者達に文句を言う前に、そうするしかない逃げ場の無い社会を作り上げた、お茶の間のテレビで育った世代が何かを言うべきじゃないのだろうか。
80年代後半にイギリスを席巻したレイヴカルチャーと切っても切り離せないもの、それは「エクスタシー」「E」などの名前で呼ばれた合成薬物MDMAで、そのドラッグの効果は「多幸感」と「他者との一体感」だ。ハロウィンの夜、渋谷の交差点に集まって大騒ぎしている若者が死ぬほど欲しているものだ。それは広大な会場で行われるロックフェスや国立競技場クラスでのアイドルコンサートで一時的に代替されている。そして今、連日のように「脱法ドラッグ」「違法ドラッグ」から名前を変えられた「危険ドラッグ」による事故が報道されている。本当に「危険ドラッグによる事故」の報道を耳にしない日は無い。陰謀論などという以前に、両者の根が同じ問題だと、誰もが肌身で分かっていることだ。ウッドストックの伝説はベトナム戦争の裏返しだ。コスプレして大騒ぎして何が悪い、これまでコスプレは限られた日、限られた場所でしか許されなかった。コミケの会場以外でコスプレを披露すれば、他者への迷惑になると同好の士で叩き合う位のリテラシーはあった。街に溢れかえるコスプレで大騒ぎの若者達に対して、普段社会から虐げられているレイヤーが、嘆きあう前に「今日はレイヤーの本気を見せ付ける」と言った、その一言、その一言が社会に必要なんだ。



まあそんな話とは別として、そもそもアイドルが特別な衣装を着てステージに上がるアイドル現場では、ハロウィンはコスプレ祭りとして早くから定着していた。客入れSEには、E TICKET PRODUCTION桑島プロデューサの得意分野、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「ビートルジュース」などの映画のサントラ楽曲、ホーンテッドマンションのテーマ曲、ゾンビ繋がりのZombie Nationなどが詰め込まれ気分を盛り上げる。



Danny Elfman - Kidnap the Sandy Claws


The Nightmare Before Christmas End Title


Danny Elfman - Beetlejuice End Credits


MC Hammer - Addams Groove


Zombie Nation - Kernkraft 400 (Original Version)


Disney Villains 'Grim Grinning Ghosts'



リナチックステイト

http://ameblo.jp/rinaticstate/entry-11944800458.html


初見。9月末にライブデビュー、TAKENOKOと同様「だいき」プロデューサー、コンセプトが未来/希望/夢、名前が「○○ステイト」ということで、808stateなエレクトロポップ的なサウンドを想像していたが、それほど電子音でもなかった。たまたま初見がいつものSF/スペイシーな衣装ではなく、ハロウィン仕様の赤ずきんという先入観もあるか。衣装は赤頭巾でも、赤いLEDがソールに仕込まれたスニーカーはそれだけで抜群にレイヴ感があってめちゃめちゃかっこいい。

  1. 虹色SunShower

信岡ひかる

いつものステージ下手側ではなく上手から現れた彼女、そしてその姿を目にした観客の驚きと思わず漏れる溜息。衣装はシンデレラ、ウィッグで纏めた髪、選曲はシンデレラ「これが恋かしら」、リトル・マーメイド「パート・オブ・ユア・ワールド」のディズニーミュージカル仕立て。普段披露しづらいタイプの楽曲を、この日この衣装でなら歌う事ができると本人も前のめり、自分の世界に入り込んで最高に気持ちよく歌えたと感無量、そしてライムベリーファンもそのクリアな歌声と歌う姿の美しさに皆感無量。TOKYOPLAYGROUNDに来るたびに彼女の新しい魅力を一つ一つ見つけていく。

  • Cinderella - So This Is Love
  • 信岡ひかる / 輝く想い(楽曲提供:asCa)
  • The Little Mermaid - Part Of Your World


Cinderella - So This Is Love


The Little Mermaid - Part Of Your World



じゅじゅ

こちらもTAKENOKOと同様「だいき」氏プロデュース、光を歌うTAKENOKO/リナチックステイトに対し、「呪い」をコンセプトにダークサイドを担い終末思想を歌うゴシックなユニット。そもそものコンセプトや衣装自体が既に完全にハロウィン的でもあるが、この日はしらいが天使、ねうが悪魔のコスプレで登場、「仮装は恥ずかしい」「肩を出すのは初めてで恥ずかしい」と妙に照れながらのライブ。ハロウィン期間中もコスプレはすれど顔にダメージメイクを施すことは一切なく、アーバンギャルド的に血が滴る事も無く、人形テイストを崩さない辺りが二人の美意識か。

  1. つぶやき
  2. 呪呪
  3. i doll

ライブ映像 じゅじゅ 「i doll」(アイドル) @Zepp Diver City Tokyo



エレクトリックリボン

http://ameblo.jp/erbnazumimo/entry-11944267131.html
http://ameblo.jp/asca-eribon/entry-11945597176.html
http://ameblo.jp/erica-912/entry-11944332485.html


トラックからステージからDIYで作り上げるエリボン、今回はどんな奇抜な仮装なのかと思いきや、四人で揃いの背中に大きな羽のようなリボンを付けた真っ白なワンピース。4曲披露したところで唐突に、TIFの少し前に加入したばかりのAzumi卒業発表。この場でそれが報告され、そしてこの公演がラスト、今後もアイドル活動は続けるという。戸惑うボンクラを前に、最後の曲は「good-bye party」。数日前にいきなりショートヘアになった彼女に何かを感じたファンがいただろうか。熱心なボンクラに訊いても誰もこの事を知らなかった。トラックメイカーasCaを軸にしたユニットである以上、何度かメンバーの増減は経験しているとはいえ、ライブが終わってそのまま外に飛び出し、ライブ後の物販に花束を携えて戻ってくるボンクラ。こんな優しい事ができる奴らはアイドルオタ以外に見たことが無い。


  1. バスルームでつかまえて
  2. 波音チューニング
  3. ガーリーソング
  4. シークレットソング
  5. good-bye party

good-bye party(20130109) / エレクトリックリボン



ライムベリー



再びステージに現れまずDJブースに付いたのはDJ HIKARU、アリスからハートの女王。ディズニー映画で描かれるそれとは大きく異なる大胆でセクシーコスプレ感のある衣装なのに、いつもの三つ編みと眼鏡のセットという所は崩さないストイックなキャラ設定、このギャップの面白さ。そしてMCの方は大方の予想通り、MC MIRIが悪魔、MC HIMEが天使という組み合わせで登場。最前のドラえもんのび太のデュオコスプレに爆笑して自分のバースをすっ飛ばすMIRI。「漫画で爆笑だあ」。


「仮装するなら天使と悪魔だねって話になったら、どう考えてもHIMEが天使じゃないですか、でこっちがこれっていう。」といつもの愚痴めいたHIME可愛いトークを始めるMIRIに、「似合ってるよ」の声が飛ぶと、「悪魔が似合ってるってどういう意味だよ!」と素早い返し。黒尽くめでフリル多め、デコルテにクロスの入ったゴスロリミニワンピとチョーカー、頭には黒い角、目元に十字架を描いても、全くコスプレ感もV系感もない感じで納まっていて意外にもしっくりきていたのは本人のキャラ故か、或いは顔のパーツの一つ一つの派手な大きさ故か。HIMEは真っ白なミニワンピにふわふわオーガンジーでパフスリーブで、フェイクファーの羽と頭の輪、可愛いコスプレとして完璧に仕上げる辺りが流石。



http://nikkan-spa.jp/739042/hrw_nsd1479




ここでのセットリストはハードコアサイドを一切抜いた選曲。明らかに、この夜のせのしすたぁとの一騎打ちに備えてハードトラックを全部温存している、もうこの時点で既に震えが来る。長い1日はまだ始まったばかりだ。

  1. 世界中にアイラブユー
  2. SUPERMCZTOKYO
  3. IDOL ILLMATIC
  4. Bright Light
  5. BluE
  6. MAGIC PARTY

ライムベリー - IDOL ILLMATIC(MV)


ライムベリー - IN THE HOUSE(Live 140427)




ラストは全出演者がステージに再登場。三人真っ白ドレスだったエリボンは、asCaが血まみれスクールガール、ericaがアリス、Azumiもデビルに着替えて、出演者全員で「トリックオアトリート!」を掛け声にキャンディーを客席にばらまく。バラバラと小さな個別包装のキャンディーが飛び交う中、サインが入った白球サイズのジャックランタンケース入りキャンディーが幾つか出演者の手に。「行くよー!」とMIRIが狙いを定めて投げ込むジャックランタンはGLADのステージから二段上がってエントランスに繋がる階段最上段へ吸い込まれる、あまりの完璧なコントロールに拍手喝采、FC東京ガチサポのくせにピッチングまで完璧か。全員で「ようかい体操第一」を踊ってハロウィンエディット終了。さあ次はフリーライブツアー、*1 そして夜には一世一代の共演せのしすたぁとのツーマン。*2 



Dream5 / ようかい体操第一<体操ビデオ>




IDOL ILLMATIC(初回限定盤)

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