ＵＦＪ、三菱東京と統合へ　総資産１９０兆円、世界最大

http://www.asahi.com/business/update/0714/001.html
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040714it03.htm
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040714AT1F1301Q13072004.html

ＵＦＪホールディングスは１４日午前、臨時取締役会を開き、三菱東京フィナンシャル・グループと経営統合に向けた交渉に入る方針を決める。３期連続赤字のＵＦＪは、不良債権削減や収益力強化など経営立て直しへ多くの課題を抱えており、単独での生き残りは難しいと判断した。三菱東京も統合に応じる方針だ。週内にも合意に達する見通しだ。実現すれば、両グループを合わせた総資産は約１９０兆円と、みずほフィナンシャルグループを大きく上回り、世界最大のメガバンクが誕生することになる。国内の金融界は、３大金融グループの時代に突入する。

　ＵＦＪは今年５月、傘下のＵＦＪ信託銀行を住友信託銀行に対し売却する方針を決めていた。しかし、三菱東京との統合は、ＵＦＪ信託も含めたグループの全面統合を前提にしており、ＵＦＪは住友信託への売却を白紙に戻す意向だ。

　両グループの経営統合は、今年度中に持ち株会社同士を合併させ、傘下に東京三菱銀行、三菱信託銀行、ＵＦＪ銀行、ＵＦＪ信託銀行を置く。１〜２年後に４行を統合するとともに、銀行と信託銀行に再編する案が有力だ。系列の証券会社などの再編も検討するとみられる。