小６同級生殺害：日記表現でこじれ

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040801k0000m040102000c.html

学校関係者によると、２人は他の同級生を交えて少なくとも４冊の交換日記をしていた。女児はそのうちの１冊で、毎回最後に「ＮＥＸＴ」の文字と次の順番の同級生の愛称を書き添えていた。被害者を含む同級生がこの手法をまね始めたところ、女児は５月中旬ごろ「パクらないで」と日記に不満を書いた。

　被害者は日記の中で謝り、その後は使用を避けたが「ＮＥＸＴは絵文字じゃないし、パクりにならないのでは」とも主張。この後「ＮＥＸＴ」をめぐるやり取りはなくなったが、女児は別の日記でもイラストなど他の表現について「パクりはしないで」と書き、オリジナリティーへの強いこだわりを見せていたという。

たとえそれがネット上で一般的なもの（無償で配布されている画像・アイコンなど）だとしても、一度自分がそれを使用した途端に（しかも直リンで）、自分に所有権があるように勘違いし、他人が使うと「パクリ」と言う、いわゆる「ぱど厨」のメンタリティに非常に近い行動に見える。

知人の女性も、こういった「ぱど厨」の財産や友人などの独占志向について、「普通の小学生の女の子グループにはよくあること」と言っていた。

マスコミはネットの暗部が事件の原因としていきたいのだろうが、実際のところは、日常レベルの自己主張の行き過ぎによる事件に過ぎないと思った。