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エイベックス、依田氏が会長兼社長退任 39歳常務昇格

http://www.asahi.com/culture/update/0803/012.html


そもそもAvexは、松浦専務・千葉常務取締役・小林常務取締役ら4人で始めた輸入レコード屋がその始まり。
ユーロビートブームに乗って一気に会社は大きくなり、音楽好きの集まりだけでは管理しきれなくなり、経営者として会長兼社長の依田が参加した。


その後はあの小室・trf・安室全盛期があり、大衆のレベルにまで、その質の如何は別にしても、「ダンスミュージック」を広めるに至ったのは、松浦氏・千葉氏らの功績だ。



一方、依田は着実に会社の経営を執り行い、99年には一部上場するまでになった。
そしてここ最近の、依田によるビジネス最優先で音楽ファンを全く省みない行動、それが音楽の現場でずっとやってきた松浦氏・千葉氏の反発を生んだ。
依田の行った音楽ファンを無視した愚行、強制インストールの極悪CCCD導入の先陣を切り、レコード協会会長として輸入権制限の旗振り役となった、それらも原因のひとつでもあろう。


そしてその結果が、松浦氏の辞任および楽天と組んでの新レーベル創設宣言、千葉氏のavexのアーティストを抱える事務所「アクシヴ」社長辞任、そして浜崎ら所属アーティストの抗議声明発表となった。



結果としては、ニュースでは「あゆの一刺し」と呼ばれている所属アーティストの離反を回避すべく、依田は会長の座に身を引き、レコード協会会長も辞任した。松浦・千葉氏は会社に復帰、小林敏雄常務がとりあえず社長に就いたが、松浦氏の次期社長就任は確定しているようだ。


これで、ネットでは「エイベッ糞」などと呼ばれる会社の方向性はきっと変わるだろう。
特に、CCCDと、より制限が厳しくしようという動きが顕著なJASRAC/著作権問題、ここにどういう態度を表明するか、ヲチしていきたい。