http://www.asahi.com/international/update/0908/003.html
中国沿海部の山東省の地方裁判所が、コンピューターで被告の量刑を確定する「電脳量刑」を全国で初めて導入し、議論を呼んでいる。裁判所側は「公平性が保証された」と胸を張るが、「個別の事情を軽視し、逆に公平さを失う」と、コンピューター任せにすることに反発する声もある。
電脳量刑を採用した裁判所は、山東省シ博市シ川区の同区人民法院(裁判所)。地元メディアの報道では、同裁判所は01〜03年に結審した1300件余りの刑事事件を盗みや汚職、強盗など犯罪別に11種類に分類。法律上の量刑や実際の判決などを統計的に処理し、量刑のモデルになるソフトを開発した。裁判官がコンピューター上で被告の犯罪状況や情状酌量などのデータを加えると、適切な量刑が決められるという。
タイトルだけ見ると、とんでもなくSFチックな話だな。
コンピュータが人間を裁くなんて凄い話だと思ったけど、実際のところは過去の判例をモデル化してるだけか。
これは裁判官も普通にやってることだろうし、情状酌量とかパラメータも追加できるようだから、そんなに大げさな話でもなさそうだね。
ただ状況に応じてどれだけモデルに幅を持たせられるか、それが難しそうだ。