Aerodynamik - 航空力学

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秘密文書印刷、これで安心 「暗号プリンター」開発

http://www.asahi.com/science/update/1220/002.html

 マル秘文書を席のパソコンから共用プリンターに印刷したら、別の人が印刷したものに紛れて行方不明に――。こんな失敗を防ごうと、長野県の信州大、塩尻市と地元ソフト会社などの産学官チームが、セキュリティープリンターのシステムを開発した。市民の個人情報や、幹部・関係者限りの情報の印刷に頭を悩ませていた行政、企業から注目が集まっている。


 パソコンは「1人に1台」の職場でも、プリンターはLANでつないで共用することが増えている。人目を避けたい文書を印刷し、急いで取りに行っても、プリンターまで遠いと、その間に人目に触れたり、相次いで印刷された他の文書と紛れて持ち去られたりする。
 信州大工学部の不破泰教授も、試験問題を印刷するのに、出入りする学生たちの帰宅まで待たねばならない、といった経験があった。
 新システムは、同教授と塩尻市、「エプソンコーワ」と精密機器メーカー「セイコーエプソン」が共同開発した。
 パソコンに入れたソフトが、印刷データを暗号化してプリンターに送るとともに、これを解読する「カギ」をつくる。プリンターに印刷を指示した人が、このカギを小さな記憶装置に入れて携帯し、プリンターに付けた読み取り装置に入れると、初めて印刷が始まる。
 他人に持っていかれたり、本人が考えていたのとは別のプリンターで書類が印刷されたりしてしまう失敗を防げる。暗号はその都度作り替える。

うちの会社の給与明細は、メールで送られてくるPDFファイル。
これを結構印刷して持って帰る人が多くて、給料日には共有プリンタで他人の給与明細を目にすることがしばしば。
そんなことにも対応可能