http://www.asahi.com/science/update/0113/003.html
米航空宇宙局(NASA)は12日、彗星(すいせい)の素顔にじかに迫る史上初の探査機ディープインパクトをケープカナベラル空軍基地(フロリダ州)から打ち上げた。太陽系の成り立ちを探るため、7月4日の米独立記念日に、子機を彗星の核に激突させる予定だ。
探査機は約半年かけて4億3000万キロを飛行し、5年半の周期で太陽を周回しているテンペル1彗星(直径6.5キロ)に接近。銅製の子機を放出して彗星に激突させる。
彗星の氷の核に穴を開けることで、太陽系ができた46億年前から封印されている内部の物質が顔を出す。親機は約500キロ離れた宇宙空間から、激突前後の様子を観測する。