村上春樹の英語圏での評判
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20050203bk09.htm
村上春樹氏の長編「海辺のカフカ」の英訳版「Kafka on the Shore」(フィリップ・ガブリエル訳、クノップ社)=写真=が1月に刊行されたが、海外メディアがこぞって書評を掲載し、反響が広がっている。
ニューヨーカー1月24・31日号は、米国を代表する作家の1人、ジョン・アップダイク氏による「潜在意識のトンネル」と題した3ページにわたるかなり長い書評を、村上氏の似顔絵を添えて載せた。
この中でアップダイク氏は、読み出すと止まらない面白さがあり、形而上(けいじじょう)的な幻覚を見せるような作品であることを述べ、夢に似たその「語り」を、三島や谷崎の過熱気味でも確固としたリアリズムというよりも、安部公房のシュールレアリスムに、より近いと指摘する。
さらに、この小説に横たわる「カミ」の問題を、本居宣長の引用などを交えつつ、日本固有の歴史、宗教的風土に引き寄せながら論じている点がユニークだ。
実はまだカフカ読んでない
春樹といえば、97年に英訳された「ねじまき鳥クロニクル」にインスパイアされたらしい、Cauralの(The CauralじゃなくてChocolate Industriesのほう)「Goodbye MAY KASAHARA」って曲が凄く好きだ。