http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050310-00000010-kyodo-soci
精子と卵子が融合する際に不可欠な“縁結び”のタンパク質を岡部勝大阪大教授(生殖生理学)らが発見、英科学誌ネイチャーに10日発表した。
縁結びの神様を祭る出雲大社(島根県)にちなみ「Izumo」と命名。新たな避妊法や不妊治療につながる可能性があるという。
岡部教授らは約20年前、融合を阻む精子の抗体を見つけていた。これを使い最新の解析法でこのタンパク質を特定した。精子の頭部に存在し、タンパク質を働かなくした雄のマウスの精子は、卵子の透明帯は通過、細胞膜と結合するが、融合できずに不妊になった。
ハムスターの卵子とヒトの精子を使った実験で、このタンパク質の抗体を入れると融合がおこらず、ヒトの受精にも不可欠なことを証明した。
卵子にも、融合に必要なタンパク質があることがすでに分かっている。
縁結びで「出雲」。
思いついたときの現場のウケっぷりが目に浮かぶ