「私には不逮捕特権がある」 中西一善衆院議員
http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY200503110261.html
取調室で、男は「何だ」と不機嫌そうな顔をした。「不逮捕特権がある」。独り言のようにつぶやいた。
促され、紙に書いた名前は「衆議院議員 中西一善」。議員バッジはつけておらず、身分を証明するものは何も持っていない。署員は顔を見合わせた。中西議員の名をだれも知らなかった。
1人の署員がパソコンを開き、インターネットで検索を始めた。ホームページ上に「中西議員」の顔が映し出された。目の前の男と同じ顔だった。「本物だ!」
所轄署の夜間当直で処理できる案件ではなくなった。まず署長に連絡。さらに本部の捜査1課に応援を仰いだ。明け方までに捜査1課長はじめ幹部が集結した。
「酒に酔っているので覚えていない」と否認する中西議員。「では、飲酒検知をしましょう。先生もお立場があるでしょう。きちんとしてください」と捜査員。結果は泥酔と言えるものではなかった。捜査員に諭され、容疑を認めたという。
院外における現行犯の場合は国会会期中でも逮捕が認められる。
いきなり不逮捕特権とか言い出すか。安っぽいドラマみたいで面白いなあ