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村上春樹氏、自筆原稿の無断売却で元編集者を“告発”

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060310i503.htm
http://www.sankei.co.jp/news/060310/sha029.htm

 作家・村上春樹氏(57)は10日発売の「文芸春秋」4月号で、1980年代の手書き原稿が流出し、古書店に売り払われたと告発する文章を発表した。
 村上氏の寄稿文によると、当時の担当者だった中央公論社(現中央公論新社)の雑誌編集者(2003年に死去)に手渡したフィッツジェラルド作「氷の宮殿」を翻訳した生原稿が、400字詰め原稿用紙73枚で100万円以上の値段で古書店に流出して売買されていたという。


 「生原稿の所有権は基本的に作家にある」とした上で、それを古書店に手渡して収入を得る権利はなく、「法的に言っても一種の盗品売買にあたるのではないか」と厳しくこの編集者を批判している。

「海」「マリ・クレール」「リテレール」の名物編集者、故 安原顕氏が、会社倉庫から無断で持ち出し売り払った模様。
さらに没後にも遺族がそれと知らずに売却していたようだ。


「氷の宮殿」原稿用紙73枚で100万円以上。
翻訳仕事でなく普通に長編小説だったら一体どのくらいの値がついたのだろうか。