Aerodynamik - 航空力学

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土星の衛星に“海”? 米探査機データから推定

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060310i401.htm

 土星の衛星エンセラダスの地下に、水を主成分とする“海”が存在する可能性のあることが、米探査機カッシーニの観測データから分かった。
 米研究者らが10日付の米科学誌サイエンスに発表、生命の存在を期待する声も出始めている。


 カッシーニは昨年、3度にわたってエンセラダスに接近。南極付近で火山のように水蒸気が噴出しているのを発見した。
 カッシーニ画像中央研究所(コロラド州)などのグループが、観測データをさらに詳しく分析。水蒸気と共に噴出する氷粒の大きさや速度などから、氷の気化(昇華)ではなく、液体の水が沸騰しているとみる方がつじつまが合うことが分かった。


 エンセラダスは氷点下200度の極寒の衛星だが、研究者らは「南極付近では、氷の地殻の下に0度以上の真水がたまっている。氷に裂け目ができたりすると、急減圧によって沸騰し、急冷で氷粒もできる」と推測する。
 アリゾナ大のJ・S・カーゲル博士は同誌で「厳しい環境だが、何らかの生命体が存在する可能性はある」と指摘している。

なんらかの生命体!