Aerodynamik - 航空力学

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NTT和田氏の「電話網は国民の物ではない」発言にソフトバンク孫氏が反論

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/03/23/11342.html

 和田氏はNTTの既存電話網に対し「電電公社時代の資産はすでに株式にして国に返しているし、光ファイバは民営化後しばらくしてから本格的に着手したもの」とコメント。「電話網を国民のものというのはやめて欲しい。あれは株主のものだ」と続けると、孫氏は「政府保証債で構築したネットワークをベースに光ファイバへ張り替えている以上、そのネットワークは国民のものである」と反論。「国民のものという理解がない社長が運営している会社に、21世紀のインフラを任せていいのか」と厳しい意見を見せた。

光ファイバ網は民間の一企業が引いたものであって、株主のもの」という理論は間違ってはいない。
これだけのネットワークを築くのにどれだけ膨大なコストがかかっているか。
維持するのにどれだけ膨大なコストがかかっているか。
それを「国民のもの」という論法で他企業へも安価で解放せよ、というのはそれもまた一企業のエゴ。


ユーザとしては安くなればそれでいいので単純にソフトバンクを応援したいわけだが、誰がそのネットワークに責任を持っているのか、それを考えずにはおいそれとNTT叩きはできないような気がする。