本嫌いにさせる日本の国語、文学教育

http://www.kosa-ca.com/cgi-bin/mt/archives/2006/06/post_452.html

本、というか国語の授業がつまらないというのは大いにあるだろうな
それで読書を嫌いになってしまうのはあまりにもったいない

古文の先生は更に、「なんで多くの人が私のような読書嫌いになってしまうかというと、日本の教育に問題がある」と教えてくれた。　すなわち、

「この作品を通じて作者が伝えたかったことは？」
「この時、こう行動した主人公の気持ちは？」
「この本を読んで感じたことをまとめなさい」

こういう問題を繰り返し与えられてきた子供たちは、これらの問いには正しい一つの答えがあると誤解してしまう。　それが分からない自分はダメなんだと考えてしまう。　

とにかく幼稚園の頃から外で友達と遊ぶより本が好きだった上に、性格が歪んでいる自分は、幸いこのトラップにはかからなかった。
この手の問題では、自分はいつも求められる回答と全く違う方向性で自分なりの解釈を答え、そして大抵点をもらえなかった。
おそらくこう書けば点数になるんだろうな、というのは簡単に分かるのだが、思春期の反抗心がそれを許さなかった。
そのくせ、重要な定期テストの時だけは設問の期待に沿うような答えを書いて学年トップを維持するという、汚い人間だった。