暴論! 続・テクノとネオアコは異母兄弟である
http://d.hatena.ne.jp/snakefinger/20060808/p1
「ヴォーカリスト不在」な中で、グループのメンバーが消極的にヴォーカルを選ぶという流れは、YMOとフリッパーズ・ギターの成り立ちをダブらせて見えるところがある。換言すれば、それがアマチュアイズムの精神というか、プロフェッショナルな世界に回収されないことが、テクノポップなりネオアコなりを面白くしていた要因になっているというか。
フリッパーズ・ギター/ロリポップ・ソニックにおけるヴォーカルとしての小山田圭吾、YMOのヴォーカルとしての高橋幸宏。
声の低さにコンプレックスがあった細野晴臣の、ジェームス・テイラーの発見と名盤「HOSONO HOUSE」。
仮に普通に歌が普通にうまいボーカルが在籍していたら、音の冒険はなされなかったのではないか。