aM / KNEwwaVE (Wondergroud Music)
- ASIN:B000AU1K86
「ちょっと変わったギターバンド」だったスーパーカーは、たしかエレグラ行ったのがきっかけだったか、エレクトロニクスに目覚め、一気に方向性を変えてしまう。
新しい表現を手に入れたバンドの成長過程はとても面白かったのだが、そのまま音響を追求していくかと思いきや、いきなり解散した。
田沢公大のこのアルバムは、「Futurama」をそのままのスタンスでエレクトロ方向に延長させていった良作。
ナカコーこと中村弘二は「iLL」でバンドサウンドを捨てて、よりディープな音響的エレクトロに挑み続けている。多分ギターバンド時代のファンはもう彼に付いていかないだろう。
フルカワミキは自分のキャリアを一歩引いて見ているのか、初期ギターポップからエレクトロニクスまでを偏り無くやっている。
いしわたり淳治は・・・チャットモンチーのプロデューサーか。チャットモンチーはまだまだだな、と思う。多分あとシングル2枚ぐらい出した後に唐突にエレクトロに目覚めそうな悪寒。