愛すべきガラクタとの決別を考える

体調が戻らず、来月も休職となった。
幸い給料はでているが、基本給の何割かしかない。まあ働いていないのに出ることを感謝すべきだな。
それでは足りないので、貯蓄に手を出さなければならない。
しかしそれも不安だ。

今までコレクションしてきた、貴重なあれやこれを全部売り払ってしまおうと思う。
こつこつ買い集めてきたのだが、いざ売りに出すとなると正直金になるとも思えないものがほとんど。
ブックオフのような中古商に二束三文で売るより、価値の分かる人に自分なりの適正価格で買ってほしい、となると、ヤフオクがいいのかなあ。

今まで物欲に溺れ、膨大な物に囲まれて生きてきた。
収集癖のせいで部屋の収納はとんでもないことになり、荷物に家賃を払っているようなものだ。
更につまらなかった本もCDもあれもこれも、きっと後になって価値が分かる時が来るのだと信じて売らずに保管してある。

たとえ読まなくなった本でも、買った時の思い出は詰まっている。手放すのは、まるで自分自身を切り売りするような気分だ。
惜しいなあ。売りたくないなあ。どうしようかなあ。