ものすごく贅沢な話なんだけど。
本当に贅沢な話なんだけど。
「bitter」の関さんの鬼の編集になれすぎてしまって、この編集では「作品」としての強度がまるで足りないように思えてしまう。
何といったらいいか、普通にSPACE SHOWERでも見ているような気分になってしまう。
あれなのかなあ、「bitter」の時の「もっとダンスを見せろ」という意見の結果なのか。
(それが本当なのかどうかは別として)もともと商品化するつもりで撮っていなかった、ということが、割と引き目の冷めた画が多い理由なのか。
そう、熱さが伝わってこない。冷めて見える。
後ろのほうで見ておいて、現場はこんなもんじゃないぜ、とは言いたくはない。
でも、実際に見たこの公演の空気感はこんなに冷めたものではなかった。
「bitter」が熱いのは、ステージの狭さだけが理由じゃない。
ライブ当日も感じたのだが*1、照明とVJは実にすばらしかった。
特に後ろのほうで見た分、Perfumeのパフォーマンスと並ぶとまでは言わないまでも、CGのクオリティの高さには感動させられた。
CGの担当は、WIREなどでもおなじみDEVICEGIRLS。*2
テクノファンがにやにやするネタも散りばめられ、そしてとても美しいものだった。*3
それゆえに、DVDでのスクリーンの扱いも気になった。
演者とスクリーンの絡み合い、もうちょっといい見せ方もあるだろう、KRAFTWERKのDVDを参考にとは言わないけれど。
絶賛しか聞こえない中で言いたい放題言ってしまったけど、とにかく「見せ方」がつまらないだけで、Perfume自体のパフォーマンスは素晴らしいのでみんな見るべき。「bitter」と両方買うべき。
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