Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 パジャマパーティーズ、Tofubeats他

http://www.cs8.biz/m/moratorium.html


ustreamでライブを見て衝撃を受けたパジャマパーティーズを見に足を運んだ。


オンラインレーベルMaltine Records総帥id:tomadの3回目の主催イベント。客層が若い若い。最初からテンション高すぎる。大学の学園祭のようだ。


パジャマパーティーズは、group_inouに「童貞力」と「ネットジャンキー」と「初期衝動」と「機材トラブル」を加算して10で除算したような*1、平成生まれのチップチューン+2MCユニット。リズムも間も無視した勢いだけのフロウと、強烈な引き篭もりマインド溢れるリリック。平成生まれにしか出来ない音楽。
今回のライブも、たった20分の枠の中で、恒例の機材トラブルから始まり、身内の野次が飛び交う中、初期パンクを思わせるダメさ加減と妙な勢いを存分に見せつけた。今一番推したいユニットだ。


アシッドホワイトハウス理論は、70年代ジャーマンサイケのインプロセッションを彷彿とさせる、ノイズとベースの掛け合いにもなっていない駄々流しが異様なグルーヴ感を生んでいた。


Tofubeatsはもはや貫禄さえ漂わせるライブアクト。プリキュアをチョップしまくるエディット講座に興奮。こういうアンダーグラウンドでしか存在し得ない才能を、この先メジャーがどう扱うのかがとても興味深い。


極一部で都市伝説化しているDJ少年院。圧倒的なまでの異物感でフロアをカオスに落とし込む。こういう存在を許容するシーンの面白さってなかなか得難いものだなあと思う。

DJ少年院のなにがすごいって、なんもすごくないところがすごい。


http://twitter.com/mochilon/statuses/3479115822


終始馬鹿みたいな盛り上がりが続き、最後にはMaltineオールスターズがステージに集結、Cherryboy Function「The Endless Lovers」に合わせて露骨キットTofubeatsが「ポリリズム」を出鱈目に熱唱する混乱のままイベントは終わりを迎えた。ドラッグの必要ない、健全すぎる若者のお祭り騒ぎの中、久しぶりに清々しい気分で朝を迎えた。

*1:褒め言葉だからな