観劇記録 「アルティメット2/マッスル・ネバー・ダイ」(Banlieue 13: Ultimatum)フランス 2009年公開
シネマート新宿にて鑑賞。リュック・ベッソン脚本の肉弾アクション作品。都市から壁によって隔離された無法地帯13地区を、強制的に浄化しようとする政府側と、それに立ち向かう屈強な男達、という前作と全く同じストーリー。最近のアクション映画の定番となりつつある、ビルからビルへとワイヤー無しで飛び移りまくる、いわゆる「パルクール」を存分に楽しめる、というか、それだけの娯楽映画。CGや銃器に頼らない、肉体派格闘アクションファンなら満足する出来。
政府が排除しようとする無法地帯13地区は、中国系やアラブ系、アフリカ系など、移民の街として描かれる。移民街が貧困と暴力に溢れるスラムという極端な描かれ方をしているというところを見ても、たまにニュースで目にするフランスの移民問題は本当に深刻なものなのだろうな、日本の1000万人移民受入計画ものんびり見ていられるものではないな、などと本筋とは関係ないところが気になった。