観覧記録 Watchman、De De Mouse、d.v.d 他@渋谷O-NEST
- 091025 Watchman 1st Album "Lotusize" Release Party !!!@渋谷O-NEST
- Watchman
- Tonchi(Steelpan)
- Sanae Nishio(Drawing Reader)
- Rokapenis(VJ)
- De De Mouse
- d.v.d
- Harp On Mouth Sextet
- Watchman
分裂を繰り返したCutie Paiにようやく光が見えてきた、その先導役は新メンバー「スージー」、そう思っていた矢先に、またしてもスージーがCutie Paiを脱退、ラストライブは10/25、高円寺。そのライブに行こうか、最近デビューアルバムに衝撃を受けたWatchmanのライブに行こうか、散々悩んだ挙句、こちらを選んだ。
Harp On Mouth Sextet。Tenori-On、ドラム、改造ハーモニカ4人の6人編成だが、全員お遍路さんのような白装束をまとい、顔の前に布を垂らした異様ないでたちで登場。ブレイクビーツやノイズ風をベースとしたエレクトロニカ「雅楽」という、これまでに聴いたことのない奇妙な音だった。
d.v.dは、Itoken、Jimanicaのドラマー二人と、映像作家山口崇司のトリオ。バスドラとスネアに仕込んだセンサーをトリガーに、映像を同期させる。Aira Mitsukiのライブでも披露された様に、画像の切り替えくらいでもなかなか面白いのに、このユニットは遥か先を行く。映像の中に動作コントローラーがあり、トリガー駆動でコントローラーが動くのだ。まさにインタラクティブインスタレーション、といってもさっぱり言葉では伝わらないので、動画で見てほしい。(この公式動画は2年前のもの。今回はさらに進化している。)こんな凄いものを2年も見ずに過していた事を後悔する位楽しかった。
De De Mouseは、+1ドラム編成。煽りなし、圧縮なしの珍しいライブだった。
最後に元MELT-BANANAのドラム、Watchman。幻想的なエレクトロニカをバックに、ほとんどカオスなまでにとにかく高速にドラムを叩きまくる。電子音のリズムにジャストではなく、異様な変拍子的揺らぎがグルーヴとなる。聴く側にも、相当の体力とリズム感を要求してくる。
O-NESTはこじんまりとしたいい箱なんだけれど、今日はとにかくドラムが多くて、ずっと最前列にいたせいもあって、かなり体力を奪われた。疲れた。