Perfume あ〜ちゃん「コール&レスポンスはライブ中どこよりも緊張する場所」@ナタリー「Power Push」aiko
http://natalie.mu/music/pp/aiko02/page/3
樫野さんの単独インタビューに続いて、ナタリーPower Pushに西脇さんが単独で登場。もちろんaiko回で。熱狂的にaikoについて語り倒しているが、とにかく西脇さんは歌詞を大切に聴いている印象。
Perfume | 曲 | これ |
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あ〜ちゃん | aiko / 今度までには |
−まず、あ〜ちゃんがaikoさんの音楽に出会ったきっかけを教えてください。
あ:最初は12歳か13歳の頃、アクターズスクール時代に歌のテストでaikoさんの曲を選んだことですね。歌の実力を見るセレクションテストっていうのがあって「今度までには」を歌ったんです。もちろんその前からaikoさんのことは知ってたんですけど、私たちの中でaikoさんの曲は歌のうまい人が歌うものっていうイメージがあって(笑)。選ぶとみんなから「おっ、挑戦するの? いくねえ!」って言われる、みたいな。だから知ってはいたけど手を出す勇気がなかったんですよね。
−挑戦してみて、結果はいかがでした?
あ:先生が、「あ〜ちゃんの『今度までには』が一番良かった」って言ってくれて。100人以上の生徒の中でaikoさんを歌う人たちっていっぱいいたのに、褒めてもらったことがすごいうれしくって、「歌っていいんだ」って自信が付いて、そこからaikoさんをすごく聴いたり歌ったりするようになりましたね。
−じゃあ、自分の歌に自信を持てたのもaikoさんの曲がきっかけだったりする?
あ:そうですね。アクターズのときは、好きなものを楽しんで聴くというより「これが自分に合ってるかも」っていうアーティストさんの曲を練習するために音楽を聴いてたので、私の中で「音楽」の概念が違ったんですよね。だから自分から本当に音楽を好きになって「歌うのってこんな楽しいんじゃ」って思えたのはaikoさんのおかげです。
−あのコール&レスポンスをPerfumeのライブでもやり始めた経緯は?
あ:元々私はあれをライブで観て「天才!」と思っていて。私たちはそれまで、お客さんに声を出してもらうのに「こっち側の人!」「ここの人!」って言ってたんですけど、もっと細かく分類して「お医者さん!」とか「弁護士!」とか言いたいなと思ったときに「それってaikoさんだ!」って気付いたんです。でもそれをやるのはちょっと申し訳ないからってずっと踏み切れなくて、一度だけイベントでやってみたあとにaikoさんにお会いする機会があったんですね。で、「実は『男子女子』っていうやつをこないだ初めてやらせてもらったんですよ」って話したら、「ほんまー? やってやってー。どんどん広めてってー」と言ってくださって。
−ご本人のお墨付きになったわけですね。
あ:「なんて懐が深いんだろう……! なんて人っ……!」と思いました。しかも「どんどん広めてって」って言われたことで「広めなければ!」みたいな勝手な使命感が出てきちゃって(笑)。そこからはライブでも定番にさせてもらっていて、私としてもあそこはライブ中どこよりも緊張する場所です(笑)。
−しかも、その部分は「P.T.A.のコーナー」としてPerfume流にどんどんアレンジされ、進化してますよね。今やPerfume名物にもなりつつあると思います。
あ:あはは。どんどん尺が長くなってきて(笑)。でもaikoさんという大先輩に「広めてって」って言ってもらえたのがきっかけでたくさんやらせていただくようになったので、Perfume名物と言うのもおこがましいですけど、うれしいです!!! お客さんにとってもあれがライブでの楽しみのひとつになったらいいなって思いながらやらせていただいています。
Perfumeファンが聞きたいだろうなあというポイントを押さえたインタビュー。