Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 ライムベリー@四ッ谷 Live inn Magic



ステージに登場した瞬間からライムベリーのテンションがおかしい。上がり過ぎ。テンションが高い時のウド鈴木状態。つまり可愛い。新曲「まず太鼓」初披露。楽曲に必要なのはリズムとビート、「1 for the Drum, 2 for the Show」つまり「まず太鼓」! マイクとビートとアクション!


そのテーマだけでも既に上がる展開なのだが、曲の頭で「まずたいこー!まずたいこー!」とコールアンドレスポンス、自分の口で発音して初めて「まずたいこー!」がECD「MASS 対 CORE」にかかっているのだと気付き、全身鳥肌が立つ。
当時の自分はテクノジャンキーだったので日本語ヒップホップは聴いていなかったのだけれど、96年のタワレコでの「事件」は同じ音楽サークル所属の友人から聞いて震えていた。アーティストもファンも皆ストリート/アンダーグラウンド/リアルであることに強烈なアイデンティティを持って支えていた黎明期の日本語ヒップホップシーンが、95年のEAST END×YURI「DA.YO.NE」の大ヒット(流行語大賞にまでノミネート)により空気が完全におかしくなってしまった、その頃の事件だった。当時テクノもKen Ishii高島屋のCMソングなんか作り始めて「どうなっちゃうんだこのシーンは」と本気で焦っていた。他人事じゃなかった。


ECD MASS対CORE タワレコライブ




「雨の日比谷から数えて何年」というのは勿論96年日比谷野音ECD主催「さんピンCAMP」。テクノリスナーにとっては同じく96年、日本最初の大規模レイヴ、富士山麓の「RAINBOW 2000」みたいなものだ。フジロックも無い頃だ。Pop Will Eat Itselfの「We like the music, We like the disco sound, Hey!」フレーズサンプリングで三十路を喜ばせ、後半はステージ上でメンバーがくるくる回りだすのに合わせて観客がストームを始める。フローもこれまでの曲からワンランク上がった進化を感じる。楽しくて仕方がない。


楽しくて仕方がない一方で、「あーこれはヒップホップの人達から見れば『DA.YO.NE』みたいなものに見えるのかなあ」という不安もあった。直接「MASS 対 CORE」を名指しした(も同様な)以上、ちょっと複雑なことになるかもしれないとも思った。「遊び半分とかじゃないぞ リスペクト忘れない態度」というリリックも、それを意識した上で入れたのだろう。
しかしそんな心配は杞憂だった。ECDの耳にも届いていた「まず太鼓」、07/26の深夜に公式ライブ動画がYoutubeで公開されてのやりとり。ECDやイリシットツボイが笑って観ているのなら何にも問題無い。聴けば分かるさ迷わず聴けよ。ということで、自分と同い年のプロデューサーE ticket productionこと桑島さんには全力で三十路のオールドスクール魂をライムベリーに投入していってほしいです。


@kn_by_shi
かんばやしようへい
ライムベリー新曲「まず太鼓」≒「MASS対CORE」 link
@ecdecdecd
ECD
↓楽しみ。サビがまんまらしい。 link
@ecdecdecd
ECD
「マス対コア」→「まず太鼓」ってセンスはかなりECDっぽい。 link
@modulo2008
illicit tsuboi
DJが無駄にEQいじってないのがイイ^^ RT @ichiro0051: @ecdecdecd http://www.youtube.com/watch?v=0dSpIIbd918 … まず太鼓 YouTubeに上がってましたよ! link
@modulo2008
illicit tsuboi
しかも直視! RT @djcolaboy: DJ HIKARU! RT modulo2008: DJが無駄にEQいじってないのがイイ^^ RT @ichiro0051: @ecdecdecd http://www.youtube.com/watch?v=0dSpIIbd918 … まず太鼓 YouTubeに上がってましたよ! link

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ライムベリー - まず太鼓(Live 120722)

Pop Will Eat Itself- Can U Dig It?

Belle Epoque - Black Is Black

ライムベリー - WJ(RMX)(Live 120625)




緊張でがっちがちだった中山渚咲はJUDY AND MARYを何曲か。usa☆usa少女倶楽部NeXTから改名したリトル☆ラビッツは、エレクトリックリボンasCa提供の割とトチ狂ったテクノポップ「センセイ」が印象的。特に間奏部分。島崎麻衣はロック調。Little Stepはハロプロカバーをやったのだけれど、音の鳴りが上から下まで桁違いに良くて驚く。古いアニソンを歌った柊かなえは随分可愛い子に見えた。新芽歩は楽曲のタイプに興味が持てない自分すら惹きつける歌唱力がある。




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