Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 SPIRAL MUSIC Vol.29@秋葉原アソビットシティ



スパイラル所属ユニットの定期公演的なイベント。T-Palette感謝祭でのライムベリー四ヶ月振りのライブの前に、櫻井未莉 aka ライムベリー Mic1 MC MIRIに一度会っておきたかった、それだけの理由で、彼女の出番ギリギリに間に合うかどうか、会社からアソビットシティまで急ぐ平日。馬鹿らしい、全くもって馬鹿らしい。これは恋ではない。


酷く焦っていた。写真も酷いブレ様だ。事前に告知されていた出演時間丁度に、あの絶望的な地下臭のアソビットシティB1に駆け込むと、イベントは15分ほど押しで進行していた。そこにはライムベリー/usa☆usa現場のいつもの人達がいて、そして遅れて一人ステージに現れた櫻井さんは少し早めのサンタ衣装。ホットパンツスタイルなのがライムベリーMIC1らしい。90年代アイドルアンセム広末涼子、今の現役アイドル世代にとってのアイドル初期衝動たる月島きらり、最後にラップでクリスマスソング。4ヵ月前のあの時が遠い過去のように思える。

  1. 広末涼子 / 大スキ!
  2. 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。) / 恋☆カナ
  3. FUNKY MONKEY BABYS / ぼくはサンタクロース


今の時代に広末涼子楽曲をカバーするアイドル達は、当然広末涼子の当時のアイドルとしての異常なほどの人気を知らない。そういう意味では神格化されたアイドル松田聖子と同様なのか、そもそもアイドルというイメージが無いのかもしれない。先日ベスト盤が楽曲追加/デビューツアーDVD追加/リマスタで再発されたので久し振りに聴き直してみる。作曲陣は竹内まりや岡本真夜原由子広瀬香美椎名林檎かの香織、編曲陣にはYMOマニピュレーター藤井丈司/MUTE BEAT朝本浩文ポータブル・ロック鈴木智文ら、今ではこれほどの職人的な作家陣を集めるなんて考えられない、当時はそれが実現できるほどに音楽ビジネスには潤沢な資金が投入されていたし、広末涼子はそれだけの投資を受けられる特別な存在だった。デビューライブツアーが日本武道館名古屋レインボーホール(現ガイシホール)/大阪城ホールだなんて狂っている。民間インターネット黎明期に彼女の情報や画像がどれだけ細い回線に負荷をかけたのだろうか。どれだけの人達がPhotoshopで腕を磨いたのだろうか。まだインターネットはアングラな領域だった頃の話。



ライムベリー - SUPERMCZTOKYO(PV)


広末涼子「大スキ!」[PV]




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