観覧記録 InterFM presents Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014
http://soundcruising.jp/
http://natalie.mu/music/pp/soundcruising02
- 20140531 InterFM presents Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014
梅雨入り前に数日続いた真夏日、下北沢の複数のライブハウスを巡るサーキットイベント。ナタリーの事前座談会を読めば読むほど七尾旅人の百人組手を観たくなる、しかし会場が富士見丘教会では終日入場規制だろうし、最後の組手であろう小林幸子とライムベリーの時間も被るだろう、外で待たされて時間を消費するならもっと知らないバンドを観てみたい。しかし昼夜通して行われるフェスを堪能し尽くすだけの体力が今は無い。ここ数カ月体重の急激な低下が止まらず、この日遂に40キロ台に突入、体重が一気に落ちると体力も急激に失われる。夜の方が面白そうなのだけれど、大人しく昼チケットだけ購入。チケットとオレンジのリストバンドを交換し、後はタイムテーブルの紙を片手に予定を立てず風任せ。
ゆるめるモ!×箱庭の室内楽 : 下北沢GARDEN
http://ameblo.jp/ylmlm-ano/entry-11868208844.html
14:00のオープニングは久し振りの箱庭の室内楽フルメンバー11人とゆるめるモ!。フロアに降りて何となくいつもの上手スピーカー前に行くと、目の前にでかいマーシャルと水色ギブソンSGがセッティングしてある。あのさんが「虎よ」でそれを弾く。今日もサポートコーラスの小貫早智子に「さっちん!さっちん!結婚して!」とコールを飛ばす節操のないドルオタ。
黄色いつなぎの右胸にロゴの入ったDEVOオマージュの新衣装、メンバーカラーが腕章だけになってしまった。相貌失認の人間にとって「グループアイドルのメンバーを見分ける」には過大なリソースを割かなくてはならない。そういう負荷の無いメンバーカラーつなぎ衣装は、そのリソース分だけよりライブを楽しむことができるので非常にありがたかった。もっとも、モ!はメンバーの身長も体格も髪型もバラバラだから大した問題ではないのだけれど。自分の場合、「人を見分ける」時の手段は「声」に負うところが大きい。
ESGオマージュのジャケ、ワーナーのLP帯。「あさだ」のスカスカのシンプルなグルーヴに乗るスカスカのトリッピーな歌詞はいつもの小林愛さんが手掛けていると知ってその器用さに驚く。不安定で頼りない声を最大限に生かした可愛い曲。
- ゆるトロ (slo-モ!)
- 逃げろ!!
- あさだ
- アーメン
- 虎よ
- なつ おん ぶる〜
ゆるめるモ!『生きろ!!』MV short ver.
ESG - Tiny Sticks
ナマコプリ : 下北沢MOSAiC
ふぇのたす : 下北沢Daisy Bar
音源を聴いてもさらっとしていてまるで引っ掛りがない印象だったのだけれど、ボーカルの人よりもパーカッションの澤ミキヒコが愛らしいということが分かって何だかしっくりきた。「小林幸子でなくふぇのたすを選んで下さってありがとうございます」と言って小林幸子「おもいで酒」の可愛らしいエレクトロダンスポップカバーを披露。これだからフェスは楽しい。
ふぇのたす - すしですし MV
玉手初美 : 風知空知
この日はアコギ一本。おどろおどろしさと病理的な物を突き抜けて、その先にある剥き出しの人間性に生身で触れるのは怖い。それが音楽の形をしているから受け止められるのであって、それが演劇の形をしていたら自分には受け止められないだろう。
『狂』Studio live ver./玉手初美 × オータコージ
lyrical scool : 下北沢 GARDEN
http://ameblo.jp/ayaka-blog831/day-20140531.html
http://ameblo.jp/ylncnly333/day-20140601.html
http://ameblo.jp/homiii-7-5/entry-11868832374.html
最近行くリリスクの現場には、アイドルのライブを初めて観るという若い女の子達が沢山いる。アイドル現場的なコールへの戸惑いと嘲笑から始まって、でも結局最後には何かとても楽しい的な感想に至る、そういう外向きの空気が吹いている。初めてリリスクのライブを観ると話している人でも既にあのTシャツを着ていることが多い。リリスクが外へ波及するその力の根源は、吉田雅崇のアートワークである、そんな印象。渋谷系における信藤三雄のような。
- プチャヘンザ!
- そりゃ夏だ!
- tengal6
- Myかわいい日常たち
- brand new day
- S.T.A.G.E
- おいでよ
lyrical school「brand new day」MV
南壽あさ子 : 風知空知
真夏日、狭い街中とライブハウスを行き来する汗だくの人達。「暑いですね、ここで少しでも涼んでいってください。」、真っ白なワンピースに身を包んで現れた南壽あさ子、ピアノの弾き語り、絹糸の声、ここだけ涼やかな空気。冷えたジンジャーエールを注文する。
南壽あさ子 / 回遊魚の原風景
むせいらん : 下北沢Daisy Bar
むせいらん、少年ナイフと夢眠ねむの世界観を併せ持ったガールズオルタナドリームサイケ。カバー曲にP-MODEL「Chevron」というセレクト。この日観た中でベストアクト。
むせいらん/四匹 PV
鎮座DOPENESS & DOPING BAND : 下北沢GARDEN
夏ゲットファンキー。鎮座DOPENESSの男前っぷり。田我流が出てきて「やべ〜勢いですげー盛り上がる」ですげー盛り上がるけれど田我流はそんなに好きじゃない、それはそれとしてここで踊るだけ踊って全体力を使い果たす。足をがくがくさせながらふらふらと階段を上がり外に出たところでライムベリーと擦れ違う。
DOPENESS TIME-THE LIVE-2012-10-6 @ 朝霧JAM 2012
ライムベリー : 下北沢MOSAiC
http://ameblo.jp/sakurai-miri/entry-11867344960.html
軽く食事を取るも体力は回復せずふらふらのままフロアへ。入場規制のかかった満員のフロアにはリリスクのTシャツを着たヘッズが半分以上、一見さんの期待に応える四ツ谷生まれの一個小隊。メンバー脱退で立て直されるトラック/書き直されるリリック、この日は「R.O.D.」「フロム東京」の二曲がセットリストに戻ってきた。
この日のライムベリーはその場にいた誰もが復活後最高のステージだったと絶賛し合っていたけれど、正直な所、ライブ開始後10分で既に前方客全員がハードステージハードグルーヴに付いていくのがやっとでぜえぜえ言ってて酸欠状態でメンバーに心配された辺りまでしか記憶が無い。
- R.O.D.
- SUPERMCZTOKYO
- まず太鼓
- フロム東京
- IN THE HOUSE
- アンサーアンサー
- MAGIC PARTY
ライムベリー - IN THE HOUSE(Live 140427)
ライムベリー - アンサーアンサー(Live 140524)
この体力ではあと数時間ですら踊り倒すのは無理、やけのはら+dorianも諦めて、カフェで熱く甘いチャイを飲んで酷く暑い一日を終える。