第8回 アイドル楽曲大賞2019 に投票するよ
今年5/31、RHYMEBERRYは解散した。MC YUIKAが少し休養していて、彼女の復帰ライブに行ったらその場で解散発表があり、DJ OMOCHIのDJオショウ弟子入り武者修行も何にも回収しないままに終わってしまった。
ライムベリーは2015/02/26の時点で終わっていたと言われれば、まあそれはその人にとってはそうなのだろうけれど、素晴らしい楽曲、愛すべきメンバーとRBS、この勢いでどこまでも行けると思っていた、あの圧倒的な信頼と信用を全て失い、「ライムベリー」という看板だけが残った状態で、あの冷たいフロアで、舌っ足らずの小さな秋田っ子とともに始まったその後のライムベリーは、4年も続いた。2.26事変の前のライムベリーは長い活動休止期間を入れても3年とちょっとだ。
地獄の中でもがき苦しみ、MCバトル界の超異端奇人ハハノシキュウを師にして、以前はやれなかったフリースタイルをMC MIRIは自力でモノにした。喧嘩は大して強くはないけれど、魑魅魍魎の実力とキャラとマチズモが支配するMCバトル界の中にこれまで無かった(有る訳がなかった)「アイドルラッパー」という居場所を、芸能プロデューサーの力ではなく、自分自身で手に入れた。バトルMCに憧れる同世代のキッズ達からの人気も得た。これは絶対に金で買えないものだ。(MC正社員のロリコン癖のおかげではあったかもしれない。)
看板を維持する重圧から解放されて、今彼女はとても自由に音楽を楽しんでいるように見える。もともとミクスチャーロックが好きだったし。
2.26事変の後の出来事、2人のMC、2人のDJ、2人のサウンドプロデューサー、2人のイベントオーガナイザー、2人のバトルMC。彼らのことを書き残して置かなければ、この4年に起こった現場での葛藤は存在しなかったかのように消えてなくなってしまう。でも、まだ、その気になれない。
メジャーアイドル楽曲部門 (5曲、持ち点10pts、上限3pts、下限0.5pts)
モトーラ世理奈 / いかれたBaby Twilight Room Version 「いかれたBaby」 2019.07.03 JVCKENWOOD/Victor Entertainment 3.0pts
フィシュマンズ1993年楽曲カバー。ジャケは沢渡朔。12インチ、ホワイトビニール。歌が上手いとか下手とかそういうものでもないし、この企画が立ち上がった経緯も知らない。Dr.茂木欣一/Ba.柏原譲のフィッシュマンズメンバーが演奏するメインバージョンは音があまりにも饒舌で鼻につくかもしれない。「Twilight Room Version」は、彼女が部屋で観ている夢の中で聴こえてくる音、寝る前に小さな灯で図書館で借りてきた文庫本を読みながらの鼻歌、小宇宙のささやかさな尊さがある。「宇宙 日本 世田谷」のようなスケール感の時代ではない。グローバル・ヴィレッジ/手のひらから世界中繋ぐコミュニティ、そんな「理想」の世界がありふれてしまった結果、全てが晒され、政府ではなく市民自身がビッグ・ブラザーとなって相互監視する時代に、デジタルネイティブの観る宇宙は、多分あの頃の宇宙とは違う。
MELLOW MELLOW / WANING MOON 「WANING MOON」 2019.10.02 I BLUE/Teichiku Entertainment 2.5pts
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ビートで引っ張るR&B「Hit Me Love」(ハロプロでもお馴染みのAKIRA曲)か、宮野弦士の「WANING MOON」で迷ったけれど、今年らしさでこちら。宮野氏へ「今回は星野源でお願いします」とオーダーを出したらこれが上がってきて、音録ってMVまで完成した時のテイチク社員の興奮を想像しながら相変わらず毎日聴いている。イントロから完璧にキャッチーでスィートなミディアムソウルポップ、抑えめのMAMIの歌からBメロSENAにバトンタッチした瞬間の視界の開け方、そのサビをMAMIでまた抑える、歌割りでフィルターの開閉のように湿度が変わる。そして柔らかなHINAの2バースに入る直前に一発だけ入るクラップ!「欠けた月」の絶妙な切なさを湛えたラストのシンガロングコーラス。最高。
sora tob sakana / シューティングスター・ランデブー 『World Fragment Tour』 2019.03.13 ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 2.0pts
TIF2019最終日、湾岸マジックアワーのSKY SATAGEでの一発目がこのSchool Food Punishment/SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER/siraph蓮尾理之によるディスコティークナンバーだった。この時間のSKY STAGEにしかないこの感じこの選曲。サビの癖の強いコードワークが憎たらしいほど洒落ていやがる。
原田知世 / コトバドリ (Shin Sakiura Remix) 「コトバドリ」 2019.07.24 TSUBASA RECORDS 1.5pts
原田知世、今年初めて「みんなのうた」に採用される。曲提供は赤松隆一郎(アンチモン)。伊藤ゴロー(naomi&goro/moose hill)や高橋久美子(ex.チャットモンチー)、キセルらによる宮沢賢治チルアウトファンタジーな前アルバムも素晴らしかったが、今回の飛び跳ねるようなポップさと、年を重ねてまさに円熟、少しハスキーの入った優しく上品でまろやかな声。そしてSIRUPや向井太一プロデュースでお馴染みShin Sakiuraの洒落たリミックスがその声に最高に馴染む。
lyrical school / Tokyo Burning 「Tokyo Burning / Cookin' feat. Young Hastle」 2019.01.22 BootRock 1.0pts
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RIP SLYMEのPESが初めてサウンドプロデュースを手掛けた楽曲。The Clash「Londons Burning」からアナーキー「東京イズバーニング」経由で、昭和の退屈と鬱憤は、逢えない時間に心を焦がす都会の恋歌に。「AI」の押韻で始まるAメロの待ち焦がれる愛、肌温度の高いBメロは裏入り三連の脚韻、「Tokyo Burning 君とFalling, Falling down/Tokyo Burning 君とFlying, Flying high」のアップアンドダウンは「上がってんの?/下がってんの?」だ。「シャープペンシル feat. SUSHIBOYS」も最高だったし、作家陣の世代的な偏りもあって割とオールドスクールを重視するアイドルポップス/アイドルラップの中で、現行のヒップホップやシティポップを貪欲に取り込んで時代に寄り添うリリスク。もっと売れてくれ。
次点
CYBERJAPAN DANCERS / スキスキスー 『BIKINI FOREVER』 2019.07.17 UNIVERSAL MUSIC
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TIF2019最終日、SMILE GARDENトリ後の「IDOL CLUB NIGHT2019~アフターパーティー」、過度の暑さに消耗しきった頭とボロボロの身体で朦朧としながら観た彼女達のステージに心を撃ち抜かれた。素直に馬鹿になれる一番いいタイミングで観たんじゃないか。グラビアアイドルレジェンド細川ふみえ/小西康陽楽曲というセレクトも、ユニットのコンセプトを完璧に掴むダンス(特にサビの指ハート)も、全てが面白くてげらげら笑って踊った。
インディーズ/地方アイドル楽曲部門(5曲、持ち点10pts、上限3pts、下限0.5pts)
インディーズ部門は、カメトレ(ex.校庭カメラアクトレス)が脱アイドルラップ縛りを宣言してからの2曲、1982坂本龍一ドラム期テレビ仕事を完璧に再現した素直爽やかLinnDrumエレポップ「スバラ」/SY77刹那キラキラエレポップLinnDrumディスコ「バラバラ」でワンツーフィニッシュの予定でしたが、当期内にリリースされませんでした。
・・・・・・・・・ / しづかの海 『Points』 2019.04.04 TRASH-UP!! RECORDS 3.0pts
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解散ライブの1曲目、For Tracy Hyde管梓 aka 夏botのシューゲイザー曲。散るためだけに咲き誇る花、そして中盤のモノローグはあまりにも美しい。時々、その詩を口ずさんでみる。今、RAYがこの曲を歌い繋いでいる。あの時観たものとは違う、頭では分かっている、でもこの虚ろな/不確かな/喪失の物語は、死を覗き込むように甘美で憂鬱で退廃に満ちた騒音と、シンプルなスポットライトの中で踊る白いアイドルと共に、確かに都市の記録を刻み続けている。
たゆたう空を
誰かが海と呼びました
たよりない
細いまつ毛がふるえることを
あなたがかなしみと呼びました
小指と小指が
少しだけふれたことを
僕が恋と呼びました
鍋の底にはりついたような、
白のシャツに染み込んだような、
咲かずに枯れた花のような。
言い知れぬ温度をのこして
あなたはどこかに行きました
「私のなにを、知っていると云うのです」
然は然りながら、
あなたはゆめゆめ知ることを許さない
「たおやかに朽ちてゆく様を、どうぞご覧なさい」
嗚呼 あなたのおわりの
なんとおだやかなことよ
左様ならば、仕方ない
左様ならば、仕方ない
さんざめく君たちの中に
本当があるというのでしょうか
あなたはあまりにあっけない
@gomendayo ごめん「左様なら」
HALLCA / モイスチャーミルク HALLCA『VILLA』 2019.09.25 Magellan-Blue Records 2.5pts
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活動自体どうなるかと思ったHALLCA(ex.Especia 冨永悠香)が辿り着いたユートピア。はるかちょがメロ詞を書き、PellyColoがトラックメイク/Rillsoulのトラックにはるかちょがメロ詞を乗せる。ナンバーワンよりオンリーワンで長く歌い続ける心境に至った、そのリラックスモードが反映された傑作。Especiaの頃のある種のスノッブさを取り払って、ギラついたところがない大人のミッドテンポポップスの上に、滑らかで自然体の心地良い声。中年の乾燥した肌と心ですら潤していく。
CHiSEMiKU / one of us ~語り合える瞬間~ 『Lantana』 2018.12.23 Represent Record 2.0pts
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「one of us」は62秒から
2011年のLinQ活動開始当初からヴォーカルの支えであり、2016年にLinQを卒業しても2人でカバー曲を歌い続けてきた深瀬智聖/一ノ瀬みくが、やっとリリースに漕ぎつけたオリジナルアルバム。信頼のSHiNTA印のミディアムナンバーであり、そして何よりリリックが泣ける。グループを卒業した大人のアイドル、そして彼女達を長年見続け、苦楽を共にしてきたオタクや仲間たちとの温かい信頼と笑顔の溢れる関係だからこそ歌える、アイドルとオタクの幸せな関係、この曲の圧倒的な豊かさ。グラスをかわし乾杯しよう、この出鱈目な人生と音楽に。
ねぇ 元気だったかい? 久々だよね?
あの日の出来事覚えているかい?
楽しかった思い出話と 触れあえる仲間がそこにはいて
この時間が一番好きだ!!
みんなと今が一番好きだ!!
たまにこうして 顔見れるだけで
明日からの活力となる
開歌-かいか- / かいかのMUSIC 「開歌-かいか-のMUSIC」 2019.09.27 T-Palette Records 1.5pts
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少女によるコーラスグループ、唱歌の香りがするオリジナル曲、「あの素晴しい愛をもう一度」などの流行歌を、生花を散らしたワンピースに身を包み、アカペラとボイスパーカッション(!)で聴かせる清清しい若さ溢れる彼女たちが突然発表したダンスナンバー。徹底して音を削ったトラック、「ダンスビートが涙をぬぐってくれる時もあって/わたしたちこの3分間、どこへだって行けるんだ/シーツの上をすべるミラーボール」、生々しい、あまりに生々しい音楽とダンスへの肉体的衝動。
校庭カメラガールドライ/ Seek 『Dawn by Flow』 2019.01.30 tapestok records 1.0pts
校庭カメラガールは終わってしまった。終わりの空気を感じていたくせに、なんで終わってしまったのかは相変わらずよく分からない。沢山の人がこのアイドルラップコレクティヴを辞めていった過程で、人間の才能が覚醒するとはこういうことか、そういう瞬間をいくつも見てきた。「らみたたらった」は最後にラガなフロウを身に付け、誰も真似できない、アイドルラッパーの極北に立って、美しく去っていった。真っ平らな地平を滑るように、静かに、穏やかに、感覚がどこまでも広がっていくサウンド、多分これは電気グルーヴ「虹」とかそういう類のものだけれど、探していたものには届かない、届かない、それでもあなたは生きていく。「夜が光ってる 僕は居ないけど 今僕は光ってる 夜は居なくても」
次点
あめとかんむり / i know (RGL remix) 「nou remix e.p」 2018.12.12 tapestok records
今年は一度も彼女のライブを観られなかった。molm'o'mol (ex.校庭カメラガール もるももる)、tapestokで一番セクシーなソロプロジェクト。COSMOPOLYPHONICのYUSUKE IGUCHIによるハウスプロジェクトRIGLY CHANG=RGLの、ロウでオリエンタルで孤独で騒がしい、多分雨の中華街を抜けて東横線/副都心線直通に乗って新宿三丁目で降りた時の人の多さに眩暈がするあの感じ。
WAY WAVE / Half Moon 『Show Time』 2018.12.19 P-VINE RECORDS
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西田Pの下で鍛えられ、アイドル界で最もセクシーなグルーヴを獲得した姉妹が、枯れた中年アイドル関美彦プロデュースの下、京都発アーバンソウルアフロバンドLainy J Grooveと生んだメロウな一曲。きっとPrince「Raspberry Beret」を最も素敵に歌える最高のふたり。
RYUTist / 素敵にあこがれて 「センシティブサイン」 2019.04.23 PENGUIN DISC
カメラ=万年筆の佐藤望が書いたあまりにも奇っ怪なメロディラインが何故にこんなにも爽やかで清潔感を湛えているのか。宇野友恵のコーラスなのか。「大人の女性になるには お料理できなきゃだめかな/お掃除できなきゃだめかな」とこのご時世にジェンダーロール的な歌詞かと思いきや、無理したお洒落より教養を身につけ自律せよとの歌でもある。
脇田もなり / passing by 『RIGHT HERE』 2019.07.31 VIVID SOUND/HIGH CONTRAST
海外からシティポップを今更掘りにきた旅行者に「いつか『恋は流星パート2』を歌う人だ」といって日本土産にCDを買ってもらおう
O'CHAWANZ / Night City 「MELLOW MADNESS1 ~Night City~」 2019.03.01 Socond Factory
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O'CHAWANZ/ SWEET THING 0.8 「MELLOW MADNESS2 ~SWEET THING~」 2019.03.01 Socond Factory
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ラブレター・リターンズ」O'CHAWANZ meets 3776 2019.2.16『ツーマン』 第3776話 ~コラボレーション~ @六本木VARIT
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相変わらず物凄い勢いでCD-Rを出しまくる(多分90年代のヒップホップミックステープのノリで)O'CHAWANZ、MELLOW MADNESSシリーズもコラボシリーズもめちゃめちゃいいし意義ある仕事でした。プロデューサが全部を仕切るアイドルというより、メンバー各個人がそれぞれの個性を活かした課外活動を積極的に展開していて、自立した大人同士で部活のようにカルチャー活動をやっているアートサークル的な。これはこれでインディーズアイドルの一つの理想形かもしれない。
柴咲コウ / The silhouette 「The silhouette」2019.03.27 Les Trois Graces
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去年からJazztronik野崎良太と組んで洒落た大人の音楽を聴かせる柴咲コウ。女優がこういう路線の活動をするの素敵じゃないですか。
桜エビ~ず / それは月曜日の9時のように 「それは月曜日の9時のように」 2019.03.29 446 DIVISION & SDR Inc.
SMAP!歌割を全部SMAPで想像できるリスペクト感!キムタクがフェイクかましてるところが目に浮かぶ
恵比寿マスカッツ / マジョガリータ 「マジョガリータ / Twenty-Nine / Class」 2019.10.19 読売テレビエンタープライズ
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今第何世代なのか分からないけれど、今年の夏からの恵比寿マスカッツの楽曲は音もMVもとにかく突き抜け方が尋常じゃなくて、ブルピンの日本の芸能界的解釈として、これ最高にかっこいいんじゃないでしょうか。
SAKA-SAMA [寿々木ここね] / スイート・セレブレーション! 「スイート・セレブレーション!」 2019.03.21 TRASH-UP!! RECORDS
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どこを切ってもスクエア佐々木喫茶、音源で聴いても危なっかしいふわふわのヴォーカル、硬めプリンにふわふわムースの食感。
MIC RAW RUGA(laboratory) / CONCORDE 「CONCORDE」 2019.10.30 VIDEOTHINK
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ロケ地はCDソフトケースでお馴染み下北沢フラッシュディスクランチ。アイドルラップだからこその適当加減さや、稚拙がゆえの出鱈目な勢いに頼らない、メンバー/スタッフ全員の真面目さを絵に描いたような、有りそうで無かったアイドルラップユニット。自身がトラックメイカーでもあるCOCOの加入が素晴らしく安定感を担保してくれているので、後はこの真面目なオリジナル2が少し暴走してくれるであろう2年目が楽しみ。
アルバム部門 (3枚、持ち点6pts、上限5pts、下限0.5pts)
校庭カメラガールドライ 『Dawn by Flow』 2019.01.30 tapestok records 3.0pts
本気でフジロックでも戦えると思った。いくら音も雰囲気も最高だからって、フロアも最高だからって、あの小さなsolfaのステージで、演者は夢を見れるのかな?いつもそう思っていた。アンダーグラウンドの美学を貫きながら、それでももっと大きな世界で戦える3人だと思っていた。
原田知世 『Candle Lights』 2019.10.16 UNIVERSAL MUSIC 2.0pts
原田知世51歳、ベッドに入る前の時間のための上質なカバー集。こちらも伊藤ゴロープロデュース。 中谷美紀も歌った大貫妙子「夏に恋する女たち」が出色。
amiinA 『Atmosphere -Serph Progressive Remixes-』 2019.02.16 noble 1.0pts
好きなアイドルの音源が、Serphと共振して「noble」の型番を付けてリリースされる幸せ。
あの長年にわたり存在すら謎であった、引き籠りピュアエレクトロニカ職人Serphが、デデマウスと出会い、コラボを通じてデデマウスの突き抜けた爽やかさに心を打たれ、少しずつ社会に心を開いていき、外に出てライブをし、遂にはあの仮面を外した、そういう光に満ちた過程で生まれた作品でもある。
台風のため実現しなかった、沖縄でのamiinA/Serph/デデマウスのステージ。チケットも航空券もホテル代も全部払い戻したが、沖縄の太陽の下で、Serphの恥ずかしそうな笑顔が見たかった。
次点
amiinA 『Discovery』 2018.12.05 SHIBUYA GIRLS POP
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ROMANTIC PRODUCTION feat. 電影と少年CQ 『JAZZIN'CQ』 2019.03.30 Socond Factory
🎬電少のジャズアルバム
— 【電影と少年CQ】Official (@cinemaboycq) 2019年7月9日
ROMANTIC PRODUCTION
feat.電影と少年CQ
『JAZZIN'CQ』¥2000
🎼物販にて発売中
1 Favorite Things
2 My Baby Just Cares For Me
3 Night in Tunisia
4 All of Me
5 Fly Me to the Moon
ジャケデザインはルアンが担当
数に限りがございますのでご注意
pic.twitter.com/Wnz6xI92PS
西恵利香 『Love Me』 2019.10.02 para de casa
推し箱部門
ライムベリーでした。
MV部門
そんな部門ないですが。
ikkubaru "skyline" 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
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2016年に撮影されたもののお蔵入りになっていたハコイリムスメ阿部かれん/我妻桃実出演のMVが今年の9月、我妻さんの卒業のタイミングでようやく公開された。皮肉なことにもう戻らないあの日を閉じ込めた宝箱。
TEAM SHACHI×ロックマン/MEGAMAN「Rocket Queen feat. MCU」【Official Music Video Game】
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TEAM SHACHIx長岡中越高等学校吹奏楽部「Rocket Queen feat.MCU」(マーチングバンド ver.)【Official Music Video】
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TEAM SHACHI、一曲で二つMVを作って、そのどちらもが各々特定の世代に刺さる素晴らしい出来。
加納エミリ / ごめんね (Official Music Video)
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Vaporwave的な90sリバイバルとは一線を画す、作りこまれた気持ち悪さ。最後にHD画質になる「ホーリー・マウンテン」落ち。
フィロソフィーのダンス「ラブ・バリエーション WITH SCOOBIE DO」
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1965~1972年に独ARDで放送されていた「BEAT CLUB」。小滝橋通りのブートレグ屋で漁ったあの映像。ご丁寧に最初のアナウンスまでドイツ語で、「Tanz der Philosophie」。
lyrical school「シャープペンシル feat. SUSHIBOYS」
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可愛いラップアイドルと可愛いビート、この気張らない自撮りの延長みたいなMV、最高。
最後に
3776 『歳時記』 2019.08.28 Natural Make
[asin:B07VQ9SGQ7:detail]
シングル歳時記シリーズがどれも時空を曲げるように突き抜けた曲揃い、でもアルバムは単曲を纏めることはなく、カウントアップ+民謡メガミックスのモンスターコラージュアルバムになった。更にはこの音源を聴く前に再現ライブに触れたものだから、あまりの情報量に眩暈がした。振り返れば今年は仕事もプライベートも情報過多のものを咀嚼するだけの余裕がなく、投票したものもチルなものばかりだ。3776「歳時記」は、何というかこう3年後位にガツンと理解できるタイプのアルバムかもしれないし、年末に田舎に帰って何もない所でのんびりして頭を空っぽにしたらいきなり中に飛び込んできそうでもあるので、帰省の手荷物に入れておこう。