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著作権法の一部改正 輸入権創設…どうなる?日本の音楽文化!

http://blog.livedoor.jp/dubbrock/archives/cat_46988.html
Dubbrock's Dublogより。

日本盤はCCCD、洋盤はCDのとき、すなわち違う規格で出来たものを同じ音楽用CDとして規制対象にするのか?という問に、同じ曲が入っていれば同一とみなす。日本盤の利益が不当に害される場合は輸入権違反に問われるとの答弁をした文化庁だが、同一楽曲が入っていればアナログ盤にも適用するという考えらしい。

そもそも「逆輸入防止」が目的のものに、「著作権保護」という名目がついたとき、「日本盤がCCCDで輸入盤がCDだったら、CCCDのほうが著作権を保護するメディアなのだから、日本盤があれば輸入盤はいらないだろう」という理論が非常に説得力を持ってしまうのも分かる。


が、CCCDはCDではなく、コピーコントロール銀盤でしかない。ましてや、アナログ盤にまで同様の理論を適用されるのはどうしたら良いのだろう。


日本でコピーコントロール銀盤が出ていたら、一般リスナーはそのアーティストの海外盤CDを買う選択権は無いし、DJ(とアナログ愛好家)はそのアーティストのアナログを買うことはできない。
並行輸入は難しくなり、テクノのような枚数的に売れないものは流通しなくなる。


そもそもこの法案可決に対し積極的な行動をしているのは依田巽・レコード協会会長・エイベックストラックス会長だという。輸入レコード屋から始まってダンストラックを大衆にまで広めたこの会社が、今はCCCDを強制し、輸入CD・アナログ盤を規制する側にまわっていることが、非常に残念でならない。