http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/index.htm
Perfume。前から気になってはいたのだが、ちゃんと聴いたのは最近である。ラジオでかかっていて、すごくいい音だったのでびっくりした。殊にベースとキックのセンスが秀逸で、これはJポップ中で一番判ってるボトムかも知れないと思った。プロデュースをしている中田ヤスタカのセンスが素晴らしいのだろう。アイドルものとしての必要条件をちゃんと満たしながら決して甘口ではないサウンド。見事な仕事っぷりである。
好評。ヤスタカGJ。
今のJ-POPで、これだけキックとベースがテクノを聴きなれた耳でも気持ちよく聴こえるものは、そうないはずだ。まあ言い切るほど自分はJ-POPを聴いているわけではないのだけれど。ちょっと気になったのは、「アイドルものとしての必要条件をちゃんと満たしながら」とあるが、アイドルものの必要条件って何なんだろう。「多幸感」なのかな。
近田春夫といえば、テクノポップ好きにはこの辺りがYMO絡み仕事として有名か。
近田春夫「エレクトリック・ラブ・ストーリー」
http://jp.youtube.com/watch?v=b_sGyZE1zpc
近田春夫「ああ、レディハリケーン」
http://jp.youtube.com/watch?v=EIZxqU2n4d0
しかしそれ以上に、近田のバックバンドBEEFを前身とするジューシィ・フルーツのプロデューサーであり、そのデビューシングルにして最大のヒット曲となったテクノ歌謡「ジェニーはご機嫌ななめ」を生んだ男として、Perfumeファンからは認識されているだろう。
ジューシィ・フルーツ「ジェニーはご機嫌ななめ」
http://jp.youtube.com/watch?v=5ikwcdn6BVc
Perfume「ジェニーはご機嫌ななめ」
http://jp.youtube.com/watch?v=eT9ayLkREoM
Perfume初のテクノポップ路線となったインディーズ1stシングルに、同曲のカバーを収録したのは、そのスタンスを示す上でも、あまりにも正しすぎる判断だった。当時のスタッフGJと言わざるを得ない。
そっちの曲は近田さん聴いてるかなあ。今は入手困難な状態だからなあ。
さらにジューシィ・フルーツのギターだった柴矢俊彦は、今はAmuseの新人育成の仕事をしていてPerfumeと接点があったようななかったような。この辺うろ覚え。
まあ原曲については、RKBチャートバスターズR(07/10/05放送分)でこんな発言が。
http://blog.rkb.ne.jp/cbr/2007/10/
Perfumeはいままで原曲を聴いたことなかったことがこの日判明!!
それがなぜ判明したかというと、オープニングの林田氏DJでプレイされた原曲を聴いてメンバーから「はじめて元の曲聴いた!うちらどうやって覚えたんじゃったっけ?」との発言があったから。
そんなものかい。