- 100814 「Fly High 4」@高円寺HIGH
ある意味で「Perfume以降」をもっとも真っ当な形で体現していたガールズテクノポップユニット「amU」を解散させたacoが、再び立ち上げたユニット「spoon+」*1。Myspaceの音源を聴いた時点では正直全く期待していなかった。amUの楽曲制作陣が参加していなかったからだ。自分にとってのamUは、その凝ったパフォーマンスや衣装よりも、とにかく楽曲の魅力が強い印象だった。ゆえに、彼女のライブを見るのはこれが最後になるかもな・・・と思いつつ、会場に足を運んだ。
ステージ下手に楽曲を操作する地獄君、上手にVJのguchico。会場の大きなスクリーンを使わず、ステージに床から天井までの巨大なスクリーンが張られ、そこにguchicoによる映像が投影され、その前でacoがダンスパフォーマンスをする。
amUの少しプラスティックなイメージは捨て、acoのメルヘンでファンタジックな世界観とミュージカル的な要素が強調されている。Perfumeの影響をそのまま隠さなかったamUのダンスからは離れ、acoのパフォーマンスはいたって自由になった。オリエンタルな楽曲では太極拳を模したダンスだったり、メルヘンな曲ではトイピアノを弾いたり、拡声器を持って叫んだり。楽曲はこれまでよりももっとバラエティに富み、guchicoのVJがそれを拡大させる。巨大なスクリーンに投影された、手のかかったguchicoのヴィジョンが無ければ、おそらくこれほどに完成度の高いステージにはなりえなかっただろう。そう、全く期待せずに見たのだが、ステージは想像を超えた完成度だったのだ。今回の物販でCDは販売されなかったが、おそらくspoon+の評価は楽曲だけでなくパフォーマンス込みで評価される事になるだろう。そして、自分はもっとそれを観たい、そう思った。
amUの時から彼女達を観てきた濃厚なオタが、amU解散のごたごたを経て更に先鋭化してしまい、所謂普通のオタ芸とかそういうものを超えて発狂しまくっていたのもまた印象的であった。そうさせる何かがacoにはあるのだ。
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