コロンビアの先住民、コカインの原料で清涼飲料水を製造
コロンビアの先住民がコカインの原料コカの葉を用いた清涼飲料水「コカ・セック」を製造し、世界ブランドのコカ・コーラに代わる飲み物にしたいと望んでいる。
コカ・セックは甘いフルーツ風味の黄色い炭酸水で、幾分ハーブの味がする。同国南部のコーカ州に住む先住民、ナサ族が製造。
今後数カ月以内にコロンビア南部の都市パパヤンで発売される見通しだが、買い手の関心は高いという。
ナサ族は1万3000ドル(約150万円)を投資し、月間2万本の製造を目指している。
コカの葉はナサ族の間では刺激剤や食欲抑制剤として噛む風習があり、さまざまな儀式にも用いられる。ナサ族はコカ・セックにより、自らの文化の主要な一部であるコカの葉が復権されるよう願っている。
またナサ族は、同国内の米コカコーラ工場での人権侵害に立腹しており、コカ・セックがコカ・コーラから市場シェアを奪うことを望んでいる。
コカコーラの広報担当は、コカ・コーラの原料は秘密だとしており、人権侵害については否定している。
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