Aerodynamik - 航空力学

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スポーツカースト制と敗者のルサンチマン

http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20060524

普通の男の身体能力なんかほどほどでいいはずだと知っているにも関わらず、女は、男のちょっとした無様な格好やちょっとしたドン臭い動きに引く。「メガネ男子」に母性本能がくすぐられるたって、そのメガネ君がメガネを鼻までずらしてマラソンの最後部でドタドタゼエゼエ走っているのを見たら引く。彼らが「敗者」に見えるから、「負け犬」に見えるからである。いったい何に対しての「負け犬」なのか、そこで負けたからどうだっていうのか。そういうことまでは考えず、女はガッカリする(してきた)。


だから思春期を支配したスポーツカースト制の中以下で抑圧された覚えのある男は、黙々と「創ること」や「書くこと」に向かうのだろう。「創ること」や「書くこと」はたぶん、そういうルサンチマンをバネとして生まれるのだ。

なんとも耳の痛い話


一応水泳部でガリガリ泳いではいたが、とにかくずっと「(陸上で)体を動かす」ということに物凄いコンプレックスを抱いていたし、テニスや野球やバレーボールやバスケなどなど、球技が極端にへたくそだったせいで、どれだけスポーツカースト制で痛い目を見てきたことか。

中国武術と出会うまでは、正に陸上スポーツに対するルサンチマンの塊だったよなあ。